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素肌が圧倒的に美しくなる【美肌菌の増やし方】化粧水を控え乳液を少量使おう

解説 ミルディス皮フ科医師
出来尾 格

お肌が乾燥する、キメが粗い、肌荒れやシミ・シワに悩んでいる……そんなあなたは、お肌の上に棲(す)んでいる美肌菌が減っている可能性があるそう。

今話題の美肌菌をくわしく解説する全6回の美肌菌特集、第4回めの今回からは、美肌菌を増やす方法をご紹介します。

美肌菌を増やすには、肌への刺激を減らすこと。俗にいう「肌断食」ばりのシンプルなスキンケアがおすすめ。
女性ならみんなやってる化粧水をたっぷり使った保湿は、かえって美肌菌を減らしてしまうのだとか…?

美肌菌研究の第一人者、出来尾格先生に話をお聞きしました。美肌菌のほかの記事については、一番下の関連記事をご覧ください。

化粧水をつけると美肌菌がイジメられます…

美肌菌を増やすために最も大切なこと、それは「美肌菌をイジメない(減らさない)スキンケア」です。

美肌菌は菌という性質上、環境さえ整えば自然と増えるもの。でも多くの人は、良かれと思って行うスキンケアで環境をわざわざ壊して、美肌菌を減らしてしまっている現実があります。
その筆頭が「化粧水をたっぷり使う習慣」です。

そこで、化粧水を今日から控えてみませんか?お肌に美肌菌が増えて、1ヵ月もすればすっぴんが圧倒的にキレイになります。

化粧水がなぜよくないか?
それは、肌の最も表面にある角質層のバリアを壊すエタノールや尿素が含まれている場合が多いからです(もちろん水と油をまぜ合わせる界面活性剤が入っている場合もあり、これもダメージになります)。

例えばみなさんは、化粧水をつけてすぐに「肌に吸い込まれていくみたい」「肌がしっとり潤った」と感じることがあると思います。

これは、バリアが壊されて肌内部に水分が浸透するため。

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バリアが壊れれば、肌荒れを招くなど肌トラブルの原因になります。さらに、化粧水の成分の中には、美肌菌を殺してしまう可能性があるものも入っています。

化粧水の本来の目的は保湿ですよね。
ところが、化粧水をたっぷり使うことによって保湿とは程遠い結果を招く危険があるのです。

肌によかれと思って化粧水を使っているはずなのに……これでは本末転倒ですよね。

化粧水では保湿できないの??

では、化粧水では保湿できないの?と疑問に思う人もいるでしょう。
結論からいえば、つけた瞬間だけ一時的に保湿できます。でも、そのときにバリアが壊されれば水分が逃げ出して結局乾燥してしまいます。

そういう点でいえば、私は多くの化粧水ではみなさんが望むような保湿はできないと考えています。
そもそも、肌の上から水分をつけても、皮膚の中には入っていきません。

化粧水で潤う気がするのは、たいていは角質層がふやけているだけの場合も多いのです。入浴後に肌が白くふやけることがありますが、それに近い状態と考えてください。

それでも肌の中に浸透するなら、角質層のバリアを壊す成分が入っているため。美肌菌が減るデメリットと比較すると、わざわざバリアを壊してまで肌に水を浸透させる必要はありません。

美肌菌コラム①日本人は化粧品大好き民族
日本人は世界でもまれな「化粧品」大好き民族です。中でも化粧水についていえば、欧米にはあまり市販されていません。大好き民族にもかかわらず、日本人の肌質は弱いともいわれます。

もともと肌質が弱いのか、はたまた化粧品をたくさん使うからアレルギーを起こしやすいのか……その明確な答えはわかりませんが、どっちも本当なのかもしれません。
いずれにせよ、日本人は化粧品を使いすぎない(肌を刺激しすぎない)ことが大切だと考えています

化粧水のやめ方。乾燥が気になるなら乳液を

化粧水に加えて、美容液も控えてください。理由は化粧水と同じですが、浸透という意味では、化粧水以上に美容液は高濃度なため、さらにリスクが大きいです。

化粧水と美容液は、単純に今日からスパッとやめることをおすすめしますが、難しいなら毎日少しずつ減らしてもかまいません。とにかく「やめる」ことが最終目標です。

とはいえ、1週間もすれば慣れて「使わなくても平気」になるはずです。

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実際に化粧水をやめたら肌荒れが改善した、乾燥肌が潤った、すっぴんが圧倒的にキレイになったという患者さんの声はたくさん届いています。半信半疑の人も、1度ダマされたと思ってお試しいただきたいと思います。

もしも、どうしても乾燥するなら乳液かクリームを1つだけ使ってください。

乳液やクリームにも界面活性剤が含まれますが、お肌に塗る量は少量ですよね。乳液やクリームを少量塗って乾燥からお肌を守ることはメリットがあると思います。

今注目のスキンケア「美肌菌戻し法」とは

最後に、顔の美肌菌増やしの画期的スキンケアがあるので紹介しておきます。

この方法は、まず自分の肌の美肌菌を採取し、企業に依頼して培養し粉末化します。次にこの粉末を専用の液体に溶かして肌につけるというもの。つまり、自分専用の大量の美肌菌をお肌に戻す方法です。

美肌菌がお肌の上に一気に増えて定着し、素肌が美しくなる変化が期待できます。実際にこの方法を試したところ、肌の水分量が増えた、キメが細かくなった、若々しくなったという声が聞かれます。下の写真では、戻す前とあとではキメが細かくなっています。

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まだ研究段階で高額ですが、画期的なので近々評判を呼ぶスキンケアになると思います。美肌菌のすごさがよくわかる研究ですよね。

美肌菌を増やすには、洗顔などにもポイントがあります。次からの記事でくわしく解説します。

関連記事

【美肌菌①】
【美肌菌の専門医解説】美肌菌の働きとは?潤いが復活し肌荒れ菌を撃退。すっぴん美人に

【美肌菌②】
【美肌菌に期待できる効果】肌のキメが整い毛穴をケア。シミ・シワやくすみも予防し透明肌に

【美肌菌③】
【美肌菌チェック】あなたの顔には美肌菌が少ないかも!? 質問に答えるだけでわかる

【美肌菌④】
素肌が圧倒的に美しくなる【美肌菌の増やし方】化粧水を控え乳液を少量使おう

【美肌菌⑤】
【美肌菌の増やし方②】洗顔は固形石けん、ファンデはパウダー、食事は肉食がベター

【美肌菌⑥】
ヨーグルトを使って【美肌菌増やしパック】をやろう。週1回で素肌がキレイに!


更新情報はこちら→@カラダネ美容部


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記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© カラダネ © Fotolia

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