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卵の賞味期限はどう決めてる?期限切れは廃棄すべき?【卵のギモンQ&A⑬】

解説 京都女子大学 家政学部 食物栄養学科教授
八田一

価格が安定していて、料理法も多彩、そして何よりおいしい……卵の素晴らしさはそれだけではありません。実は栄養も豊富。そうした栄養が、物忘れやメタボ、高血糖といった不調の予防や、肌・血管の健康維持に役立つのではないかと期待されています。

この特集では、卵のことをもっとよく知るために、京都女子大学 家政学部 食物栄養学科教授、通称「卵博士」の八田一先生に卵の疑問について回答していただいています。

今回は、卵の賞味期限についてくわしく教えていただきました。よく「卵は賞味期限を少しくらい過ぎても食べて大丈夫」などと聞きますが、それは本当でしょうか。

卵の賞味期限は生で食べられる期限。産卵日から21日以内

卵の賞味期限は、食品衛生法に基づき、サルモネラ菌が卵の中に混入していた場合にも、サルモネラ菌の増殖が起こらない期間を基準にして、「生で食べられる期限」として設定されており、家庭で生食用として消費される鶏卵については、“産卵日を起点として21日以内を限度”として表示することが制定されています。なお、鶏卵の保管温度については25度C以下に努めるものとされています。

このように、賞味期限を過ぎた卵は、生で食べないほうがいいですが、加熱調理すれば、一応は食べられます。ただし、この点はご自身で判断し、自己責任です。
賞味期限から日数がかなりたち、割った時に濃厚卵白が全くなかったり、卵黄が割れている卵は廃棄したほうが懸命です。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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