生卵を上手に割るコツはありますか?【卵のギモンQ&A⑱】|カラダネ

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生卵を上手に割るコツはありますか?【卵のギモンQ&A⑱】

解説 京都女子大学 家政学部 食物栄養学科教授
八田一

価格が安定していて、料理法も多彩、そして何よりおいしい……卵の素晴らしさはそれだけではありません。実は栄養も豊富。そうした栄養が、物忘れやメタボ、高血糖といった不調の予防や、肌・血管の健康維持に役立つのではないかと期待されています。

この特集では、身近な卵の疑問について、京都女子大学 家政学部 食物栄養学科教授、通称「卵博士」の八田一先生に回答していただきます。

卵を割ったとき、グチャってつぶれてしまい、黄身も白身も手についた……こんなとき、「この卵は安物だから殻が弱いんだよね」といった言い訳をする方、いませんか?
もちろん、そういう側面もあるかもしれません。
でも、もう少しスマートに卵の殻を割れたら絶対にいいはず。今回は、生卵を上手に割る方法を教えていただきました。不器用な人は必見です。

卵にヒビを入れるときはテーブルなどの平らな面を使うことがコツ

卵を上手に割るには、コツがあります。簡単です。
テーブルなどの平らな面に、卵を水平にして少し勢いをつけてコツンとぶつけるだけ。こうすると殻にきれいにヒビが入りやすくなるので、あとは両手の親指をヒビに当て殻を両側に開けばいいのです。

卵の割り方でよく失敗しやすいのは、卵の殻をテーブルの角に当てて割る人。
この方法だと殻の表面がへこんで、卵の内部に割れた殻が入ったり、黄身がくずれやすくなったりします。卵の殻には、さまざまな雑菌が付着している恐れもあるため、殻が入ってしまった卵は、すぐに殻を除いて、時間を置かずに加熱して食べることをおすすめします。

また、卵を容器に割り入れるさい、高い位置から落とすと衝撃によっては黄身がくずれることがあります。そのため、なるべく低い位置で割って落とすのがポイントです。
一般的に、小さな卵のほうが、大きな卵に比べて殻が厚くなる傾向があるので、大きな卵を割る場合には、あまり力を入れすぎないほうがいいかもしれません。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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