ゆで卵の殻が上手にむけない理由は?上手なむき方も教えて【卵のギモンQ&A⑮】

解説京都女子大学 家政学部 食物栄養学科教授
八田一

価格が安定していて、料理法も多彩、そして何よりおいしい……卵の素晴らしさはそれだけではありません。実は栄養も豊富。そうした栄養が、物忘れやメタボ、高血糖といった不調の予防や、肌・血管の健康維持に役立つのではないかと期待されています。

この特集では、卵のことをもっとよく知るために、京都女子大学 家政学部 食物栄養学科教授、通称「卵博士」の八田一先生に卵の疑問について回答していただいています。

今回は、ゆで卵について教えていただきました。ゆで卵をむいたとき、殻に白身がボロボロついてきれいにむけず、悲しくなった経験がありませんか?ゆで卵をむきやすくする方法も教えていただきました。

新鮮な卵ほどゆで卵にしたときに殻がむきにくくなる

新鮮な卵ほど、ゆで卵にしたさいに殻がむきにくくなります。産みたての卵の白身の中には、二酸化炭素が多く含まれるため、卵を加熱すると、この二酸化炭素が膨張して、白身が卵殻膜にくっついてしまうからです。

では、ゆで卵を上手にむくにはどうすればいいのでしょうか。
ゆでる前にポイントがあります。ゆで卵をむきやすくするには、卵をゆでる前に卵の鈍端部(丸いほう)を安全ピンや針などで軽く突き、小さな穴をあけておくのが有効です。

鈍端部には気室と呼ばれる空気がたまったスペースがあるため、ここに穴をあければ、ゆでている間に二酸化炭素が抜けて、卵殻膜と白身の間にお湯が入ってむきやすくなるのです。ぜひ試してみてください。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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