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【トイレが近い】頻尿をツボ刺激で対策。大学教授が「手の甲のツボ刺激」を推奨

解説倉敷芸術科学大学 教授
内田輝和

近くにトイレがないのに突然の尿意に襲われる、尿漏れの経験がある、頻繁にトイレに行きたくなってしまうなど、「トイレが近い」悩みはたくさんの人が抱えています。

中には、尿意を感じてもすぐにトイレに行けない状況が怖く、長時間の外出を控えてしまう人も少なくありません。せっかくのお出かけも、トイレが近くなる頻尿の悩みで「十分に楽しめない!」なんてことがあったら、もったいないですよね。

そこで、この記事では尿意を抑えるといわれるツボをご紹介します。コツさえつかんでしまえば外出先でもすぐできるので、ぜひ試してみてください。

頻尿と尿漏れ対策に役立つツボの位置

外出時や乗り物の中などで突然、激しい尿意に襲われても、すぐにトイレが見つからないことも多いでしょう。そんなとき、とっさに尿意をストップさせる方法として、手の甲にある二つのツボを押してみてください。

ツボの名前は「中渚(ちゅうしょ)」と「液門(えきもん)」といい、どちらも「さんずい」の漢字が使われていることからもわかるように、体内の水分代謝をコントロールするツボです。どちらも手の甲にあるので、場所を選ばず、人目を気にすることなく押せるのが大きな長所といえるでしょう。

中渚も液門も、薬指の骨と小指の骨との間にあり、平行して並んでいます(下の図参照)。押すときには、反対側の手の人さし指と中指で押すと、二つのツボを同時に刺激することができます。

尿意を止めるツボ.jpg

頻尿対策のツボ刺激のやり方。痛いと感じる強さで1分以上押そう

大切なのは、力を入れて少し痛いと感じるくらい強く押すこと。強く押すことでツボが刺激され、その刺激が脊髄(背骨の中を通る中枢神経)に伝わって脳まで届き、さらに脳の指令によって膀胱の緊張をゆるめます。ツボを押す手は、右手でも左手でもかまいません。押す時間は1分以上。尿意がスーッと消えるのがわかるまで押しつづけてください。

尿意はいったん消えても、しばらくしてまた起こるかもしれませんが、そのつどツボを押せば、トイレにたどり着くまでの時間稼ぎができます。
 
頻尿(特に過活動膀胱)は、ストレスが原因で起こることもあります。中には、かつて尿もれをした経験があり、それがストレスになっている人もいます。そのような場合、この尿意引っ込めツボを押すことで失敗しないですむと思えば、安心感につながって尿意のストレスが解消していくと考えられます。

一方、頻繁にトイレに行きたくなるのに尿が少量しか出ないという人は、ツボを押して尿意を一時的に消すことで、膀胱により多くの尿をためておくことができるようになると私は考えています。

つまり、尿意を我慢する訓練になるわけです。うまく押すコツを覚えるために、まずは家にいて尿意を感じたときに押してみてください。そうすれば、押す力はどの程度なら作用を実感できるのか、押しつづける時間はどのくらいがいいのかなどがわかるのではないでしょうか。

逆にこうしてコツを覚えないままに、外出時の頻尿で急にツボ刺激をしても改善が実感できない場合も想定できますので危険です。必ず自宅で試してみてください。
最後に、頻尿と尿漏れは、一度は必ず専門医に診てもらうことが重要な点を忘れないでください。このツボ刺激は、あくまでも外で尿漏れしないための緊急対策の一つです。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/©カラダネ © Fotolia

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