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ひどい花粉症の人が足首に輪ゴムを巻いたら鼻水、くしゃみが止まった体験

解説 快風身体均整院院長
田川直樹

花粉症の人に一度は試していただきたいセルフケア「足首輪ゴム」。
なんと、足首の照海のツボを刺激するため、足首に輪ゴムを巻くだけと実に簡単です。
くわしいやり方については、下の関連記事をご覧ください。

考案者の田川先生も実は足首輪ゴムで鼻の調子がよくなったとか。
くわしく、お話いただきました。
以下は、健康情報誌『夢21』で2017年に紹介されたものをウェブ用に再編集したものです。

足首のツボを刺激するために考えた

ここでは、足首輪ゴムで花粉症やアレルギー性鼻炎の症状が改善した人の例を紹介していきます。まずは、私自身の体験からお話ししましょう。

実は、私自身は重いアレルギー性鼻炎というわけではないものの、屋内と屋外の気温差などによって鼻の粘膜が過敏になると、鼻水が出ます。
私の場合、患者さんへの施術は寝かせた状態で行うため、下を向いた姿勢になります。下を向くと鼻水が垂れてくるため施術に集中できなくなり、とても困っていました。
もちろん、アレルギー性鼻炎におすすめのツボ「照海(しょうかい)」については知っていましたが、自分の足首を押したまま施術をするわけにもいきません。
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そうした中、身体均整法の仲間であり、鍼灸師でもある小柳先生の講義を聴き、自律神経(意志とは無関係に血管や内臓の働きを支配する神経)の性質について知りました。それは、下半身を押さえると、自律神経のバランスが整い、上半身のアレルギー症状が改善するという理論でした。私はその理論にヒントを得て、足首輪ゴムを考案するに至ったのです。

考案者の私自身も鼻水が止まった

まず、私自身で足首輪ゴムを試してみると、鼻水やクシャミがすぐに改善し、集中して施術に取り組むことができました。

s_hay fever1.jpg足首輪ゴムの作用を自分自身で実感した私は、アレルギー病の人にすすめるようになったのです。

私の治療院に通ってくださる小林裕美さん(仮名)のご主人、裕司さん(仮名・37歳)は、数年前から花粉症が原因で鼻水やクシャミに悩まされていました。
花粉症シーズンになると掃除機をまめにかけ、布団やクッションも清潔にし、室内の湿度を保つことを心がけたものの、症状は改善しなかったといいます。

そんな話を裕美さんから聞いた私は、裕司さんに足首輪ゴムを試してもらうことにしました。

すると「輪ゴムを巻いているときは鼻水が止まるのですが、輪ゴムを外すと鼻水が出てきます」とのことでした。そこで「夜寝ている間も足首に輪ゴムを巻いておいてください」とアドバイスしたところ、その翌日には鼻水もクシャミもピタリと止まり、とても喜んでいると話してくれました。

もちろん、足首輪ゴムは花粉症の人の誰にもいいわけではありません。病院に行き専門医に診てもらうことを忘れないでください。
足首輪ゴムのいいところは、簡単にできるところ。いい方は悪いですが、「だまされた」と思って、一度実践いただくのがおすすめです。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/©カラダネ © Fotolia

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