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肩甲骨がガチガチに固まると、肩こりに加え頭痛・耳鳴りも招く?【肩甲骨はがし】を大学教授が推奨

解説倉敷芸術科学大学客員教授
内田輝和

今や国民病ともいわれる肩こり。もんだり叩いたりしても一時的にしか改善せず、頭痛や耳鳴り、吐き気、眼精疲労などの不快症状を引き起こすことも多いため、悩んでいる人も大勢いると思います。

そんなやっかいな肩こりですが、実は、体の「ある部分」をほぐすだけで、肩こりの原因となっている筋肉をもれなくほぐすことができる可能性があることをご存じですか。倉敷芸術科学大学客員教授の内田輝和先生にお話を聞きました。

10種類以上の筋肉が連動して肩こりを招く

なぜ肩こりが起こるのでしょうか。また、肩をもんだりたたいたりしても完全に消えることがないのはなぜでしょうか。

まず、こりが生じる筋肉は、本来は柔軟性がありますが、日常生活で運動不足が続いたり、悪い姿勢で負荷をかけ続けたりすると、硬くこわばって本来の弾力性が失われてしまいます。

すると、筋肉の内部を通る血管が圧迫されて血流も滞り、筋肉に十分な酸素や栄養が補給されなくなってしまいます。その一方で疲労の原因物質が蓄積し、痛みや張りといった症状が現れると考えられます。それが首や肩、背中に起こるのが肩こりといわれます。

肩こりの原因になりやすい筋肉は、主なものだけでも10種類近くあり、どれか1つの筋肉にこりが生じて動きが悪くなると、それと関連しているほかの筋肉まで動きが制限され、筋力低下と血流不足が続いた結果、新たなこりが生じて肩こりの範囲を広げてしまう悪循環に陥るといいます。

肩甲骨を動かすと肩こりの原因になる筋肉全部を一気にほぐせる

こりが生じた筋肉を1つ1つほぐすのは容易ではありません。しかし、肩こりに関連している筋肉は、肩甲骨を動かすことで効率よくほぐして筋力をアップすることができます。

本来、肩甲骨の可動域(動かせる範囲)は広く、六方向に動くといわれます。ところが、肩こりを訴えている人は肩甲骨の動きが悪くなり、背中側の肋骨に貼りつくように固まっている人が多くいます。

そこで、肩こりを改善するうえでカギになるのは、肩甲骨の可動域を広げること。日ごろから肩甲骨を動かすようにすれば、肩の周辺にある筋肉群も連動して徐々に柔軟性を取り戻し、肩こりも改善に向かうのです。

そこでおすすめなのが、肩甲骨のこりを効率よくほぐせる「肩回し」です。やり方を関連記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ただし、中には重篤な病気が原因となって肩こりや頭痛、耳鳴りが起こる場合もあるので注意が必要です。強い不快症状が続いている人は、まず医療機関を受診して原因を確かめ、病気が潜んでいる場合には、医師の指示にしたがって適切な治療を受けるようにしてください。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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