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「私は塩梅アメのおかげで【重症めまい】を克服」〜女性クリニック院長の体験談〜

解説いけした女性クリニック銀座院長
池下育子

女性専門クリニックの草分けとして、全国的にも有名な「いけした女性クリニック銀座」。院長の池下育子先生は、婦人科の名医として知られています。

池下育子先生は、数年前に強烈なめまいに悩んだ経験があるといいます。そんなときに、池下先生がお守り代わりに持ち歩いて食べていたのが、市販の塩梅アメでした。池下先生が塩梅アメをどのように活用していたのでしょうか。くわしく、話をお聞きしました。

この記事は、あくまでも池下育子先生の体験ですので、めまいなどの症状で悩んでいる人は必ず耳鼻科医の治療を受けることを忘れないでください。

夜中にめまいを発症。朝まで苦しんだ

2008〜2009年のころのことです。ある日、私は夜中の2時ころに激しいめまいと吐きけで目が覚めました。

その夜は、お酒を飲んで寝ていたので、「二日酔いかしら?」と思ってベッドから起き上がろうとしたのですが、目がグルグル回ってしまい立つことができません。床をはいながら、やっとの思いでトイレにたどり着きました。てっきり二日酔いだと思っていたので、水をたくさん飲んだのですが、全部吐いてしまいます。そんなことをくり返しているうちに、とうとう朝になってしまったのです。

その日もクリニックで診察があり、患者さんが待っています。なんとかして家を出なければ、と必死で起き上がろうとするのですが、まるで力が入らず倒れてしまいます。
寝転びながら洋服に着替え、再びはいながら玄関までたどり着いてゴロッと横になりました。そうやって、毎朝訪ねてくる犬の世話をするシッターさんを待ったのです。シッターさんは、私のようすを見てビックリしましたが、すぐにタクシーを呼んでくれました。

看護師から塩梅アメを渡された

その日私は、やっとの思いでクリニックに到着しましたが、今度は視点が定まらずにクリニックのドアを開けるカードがうまく差し込めません。運よく顔見知りの宅配便の人が通りかかったので、頼んで開けてもらいました。

s_池下先生2.jpgそれから、看護師さんたちがクリニックに到着して、私に点滴を打つなどして介抱してくれたのです。低血糖を起こしていて、点滴さえ打てばよくなると思ったのですが、3本打ってもめまいも吐きけもいっこうに治まりません。さすがにこの時点で、ただの二日酔いではないことに気がつきました。

そのとき、看護師さんの1人がハッと気がつき、グッタリしている私に、「先生、塩梅アメをなめてみてください」と口に含ませてくれたのです。
ひどい吐きけが続いていたのですが、塩梅アメを口に入れたら、梅の酸っぱさとアメのほどよい甘さがとてもおいしく感じられ、理由はわかりませんが吐きけが一時的に落ち着きました。「塩梅アメって、こんなにおいしい物だったのか」と驚いたのをよく覚えています。

しかし、そうこうしているうちにも、患者さんたちが来院する時間が近づいています。この体調では、満足な診察ができないと思い、やむを得ず診療日を替えていただくように患者さんたちに連絡をしました。ただ、3人ほど、どうしても診察をしなければならず、看護師さんに両わきを支えてもらいながら診療を行いました。
翌日は、代わりの医師がきてくれたので、とうとう病院で検査を受ける決心をしたのでした。

めまいの原因は不明だった

病院での検査では、脳にも血液にも全く異常なし。それまでも私は不調のない健康体だったので、いったい何が原因で、めまいや吐きけが起こったのかわかりませんでした。めまいの起こる前には、プールで元気に泳いでいたのです。ダイビングが趣味の私は、25メートルプールでずっと潜水をしながら何往復も泳いでいました。

もしかしたら、耳に水圧がずっとかかっていたことや、耳抜き(耳から空気を抜く呼吸法)を続けていて、耳の中の内耳に負担がかかっていたのだと思い、耳鼻科でも診てもらいましたが悪いところは見つかりませんでした。症状はメニエール病に似ていましたが、結局、病名はつかなかったのです。

ミネラルバランスが悪くなると、めまいを招く可能性も

その後、グルグルめまいが消えはしましたが、まるで船に乗って揺られているかのような、ふわふわめまいにしばらく悩まされました。そして、症状がひどいときには、塩梅アメを必ずなめました。それが私の唯一の救いでした。

最終的につらい症状がやっと治まったのは1ヵ月後のことでした。しかし、残念なことに、左耳の聴力は落ちてしまいました。今も左耳に耳閉感が残っています。めまいや耳閉感は、疲れやストレスが強いときに発症しやすくなるので、以後、一日に診療する患者さんの人数を少しだけ減らしました。
また、水をこまめに補って、血液の循環をよく保つようにも気をつけています。お酒を飲むときは、必ず何かつまんでいます。

そして、塩梅アメは、お守り代わりに今も手もとに置いてあります。
実は、塩分のとりすぎは高血圧などといった病気の原因になりますが、不足も問題になります。体内のミネラルバランスが崩れると、めまいなどを招く可能性があるからです。
もちろん私は、めまいに悩む人に「塩梅アメを必ずなめるように」とはいうつもりはありません。でも、ちょっとしたお守り代わりに、自分の好きな食品を食べて気持ちを落ち着けることは大切ではないでしょうか。

もしかしたら、このお守りというのはなんでもいいのかもしれません。私の場合は塩梅あめでしたが、みなさんも「この行動をすると、体の不調が和らぐ」というのがあれば、それはお守りになるのかもしれません。

私は今、めまいが再発することはなく、患者さんを診察できています。
くり返しますが、私にとって塩梅あめは「お守り」なのです。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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