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「シワが増えるから笑わない」は逆効果!表情筋が衰えてほうれい線の原因に?抗加齢学専門医が解説

解説前 東京警察病院形成外科医師
澤田彰史

笑うとアンチエイジングの効果が期待できる

「笑うとシワが増えるから、なるべく笑わないようにしている。」
こういう女性、たまにいますよね。

確かに、笑うことで目尻に少しずつ笑いジワが刻まれていくのは事実です。

しかし、笑うことはそれをはるかに凌駕するアンチエイジング効果が期待できるのです。

肌の新陳代謝を促す成長ホルモンが分泌される

笑顔を作るときに働く表情筋の一つに、「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」があります。この大頬骨筋が動くと、脳内に快楽物質を発生させる指令が出て、全身にアンチエイジング効果がもたらされることがわかっています。

具体的には、大頬骨筋が動くと、脳内で幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されます。

このセロトニンは、夜になると「メラトニン」という老化の原因となる酸化(体のサビつき)を防ぐ抗酸化ホルモンに変わるのです。

さらに、メラトニンは体内時計を司って良質な眠りにいざなう働きもあります。夜眠っているときは、皮膚の新陳代謝を促す成長ホルモンが最も分泌されるといわれます。メラトニンで睡眠の質が上がれば、成長ホルモンの分泌量が増え、美しい肌に生まれ変わることができるはずです。

見た目の若返り以外にも、笑うことで免疫力が上がったり、血圧・血糖値が下がったりするという研究や、腰痛やリウマチの痛みが軽減するという報告もあります。 細かい笑いジワなど気にせずに、たくさん笑って体の中から若返りましょう。

この大頬骨筋をはじめとする顔筋は、使わないでいると劣化して硬くなったゴムのように細く縮こまり、それによってほおの皮膚が下がってほうれい線の原因になってしまいます。大頬骨筋を衰えさせないためにも、笑顔を忘れないようにしましょう。作り笑いでも同様のアンチエイジング効果が期待できますよ。

鍛えてはいけない顔筋もある

一方、怒っているときに、眉間に縦のシワを寄せて渋い顔を作り出す顔筋は、「皺鼻筋(しゅうびきん)」と「上唇鼻翼筋(じょうしんびよくきん)」と呼ばれます。

怒ると急激に血圧や血糖値が上がる可能性が指摘されていることからも、これらの顔筋は動かすことで体の中からのアンチエイジング効果が期待できる大頬骨筋とは真逆の働きをすると考えられます。

不機嫌そうな顔を作るときに、口をへの字口にする顔筋は、「口角下制筋(こうかくかいせいきん)」と呼ばれます。

いつも不機嫌そうな顔をしていると、この口角下制筋が鍛えられて口角が下がり、ブルドッグのようなフェイスラインになりかねません。

つまり、笑うときに動かされる筋肉は「鍛えるべき表情筋」であり、怒るときや不機嫌そうな顏をつくるときに動かされる表情筋は「鍛えてはいけない表情筋」なのです。

「顔体操はシワが増えるからやってはいけない」といわれることがありますが、顔体操でシワが増えてしまうのは、鍛えてはいけない表情筋を間違って鍛えてしまっているということです。

シワやたるみを改善するために必要なのは、大頬骨筋をはじめとした動かすべき顔筋を積極的に動かし、皺鼻筋や上唇鼻翼筋、口角下制筋などの動かしてはいけない筋肉を刺激しない顔体操を行うことです。以下のページで、正しい体操のやり方を解説していますので、ご興味のある方は参考にしてくださいね。

【ほうれい線対策に医師が推奨】顔のシワ消し筋を効率よく刺激できる「まいうー体操」のやり方

【首のシワで年齢がバレます】老け予防の盲点「首」はキスミー体操でケア


このコラムは、2018年12月に澤田彰史先生からいただいたお原稿を編集し、許諾のうえで公開しています。


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写真/© カラダネ

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