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甲状腺の病気の改善にはストレス対策が必須。瞑想などがおすすめで激しい運動は要注意

解説ふきのクリニック院長
吹野治

バセドウ病や橋本病といった甲状腺の病気の原因には、精神的なストレスが大きくかかわっているそうす。ですから、甲状腺の病気の悪化を防ぐには、休養を取り、ストレスを解消して、日ごろから心身をリラックスさせることが大切。

今回の記事では甲状腺疾患の人におすすめの低負荷の体操についてふきのクリニック院長の吹野治先生に話をお聞きしました。

甲状腺の病気がある人は、必ず専門の医師に診てもらうようにしましょう。

過剰な運動は健康を害する

ストレス解消法はさまざまですが、手軽に行えて効率的なのは「運動」でしょう。体を積極的に動かすと気分がスッキリするものです。

しかし、甲状腺の病気の人は、主治医から許可が下りるまで、やみくもに体を動かしてはいけません。というのも、甲状腺のホルモン分泌に異常がある状態で無理に運動すると、かえって健康を害することがあるからです。

特に、甲状腺からホルモンが過剰に分泌されるバセドウ病の人は、運動すると代謝が上がりすぎて心臓への負担が大きくなり、不整脈や心不全を起こすことがあるので注意しなければなりません。

橋本病の人は、甲状腺からのホルモン分泌が減るので、運動をしても心臓に負担がかかることはありませんが、全身の代謝が衰えている状態で無理に体を動かすと、疲労感が抜けにくくなります。

そのため、バセドウ病の人は抗甲状腺薬、橋本病の人は甲状腺ホルモン剤などで治療するのが第一で、原則的にホルモン分泌が正常レベルに戻ったことを確認してから、主治医と相談のうえで運動を行う必要があります。

また、一般的に、マラソンのように息が切れるような激しいスポーツは避けたほうがいいでしょう。

呼吸法や瞑想を運動に取り入れる

バセドウ病や橋本病の人には、ウォーキングやラジオ体操などのほか、らくに行えて、心身を落ちつかせる「低負荷の体操」をおすすめします。

低負荷の体操とは、ヨガや太極拳のように、ポーズを取ったり、ゆっくりと体を動かしたりする運動のこと。このように穏やかな運動なら、やっていてきついと感じることはなく、心身をリラックスさせることに役立つでしょう。アセット 1-1.jpg

低負荷の体操では、深い呼吸とともに瞑想状態で行うことが重要なポイントになります。呼吸法や瞑想を運動に取り入れると、頭の中がリセットされて怒りや不安といったマイナスの思念が消え、ストレスが軽減するので、ぜひ試してみてください。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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