寝返りで起こる【めまいの治し方】起床後と就寝前に行う「寝返り体操」が効果大|カラダネ

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寝返りで起こる【めまいの治し方】起床後と就寝前に行う「寝返り体操」が効果大

解説 横浜市立みなと赤十字病院 めまい平衡神経科部長
新井基洋

めまいとはいっても、その症状の現れ方もいろいろ。
視線を移した時や立ち上がった時などのほかに、入眠時の寝返りでめまいが起こる人もいます。そうした人には、ベッドや布団で仰向けの姿勢から行うめまいのリハビリ体操がおすすめです。早速やり方を見てみましょう。

カラダネでは、めまい専門医の新井基洋先生の解説で、めまいの改善に役立つリハビリ体操を症状別に紹介しています。くわしくは、一番下の関連記事をご覧ください。

そして、体操は継続が肝心です。
継続するうえで、「本当に良くなるのか?」と不安になってしまう場合もあるでしょう。そこで、めげそうになった時に声に出してみてほしい言葉も、この記事の最後に新井先生に紹介していただきました。

ぜひ、不安になってしまった時に読み上げ、自分を奮い立たせましょう。

めまいを改善に導く寝返り体操のやり方

就寝時に寝返りを打つとめまいがする人は、寝返り体操を行いましょう。
ポイントは、第一に必ず目をあけて行うこと。第二に、あおむけ→顔だけ右→体ごと右→あおむけ→顔だけ左→体ごと左→あおむけの順番で行うこと。第三に、声に出してゆっくりと10秒数えてから、次の動作に移ることです。
以上の動作を1セットとして、1度に3セットくり返します。これを少なくとも起床後と就寝前に行ってください。
めまいリハビリ体操_寝返り.jpgさて、これまでに紹介しためまいのリハビリ体操は、毎日続けることが何より大切です。

めまいを治したい人へ。体操を続けるための5カ条

患者さんたちには、次にあげる「めまいリハビリを継続するための5カ条」を話し、体操を休まないように激励しています。

1 めまいは寝ていては治らない!薬も大事だが、めまいリハビリも大事
2 めまい改善の経過は3歩進んで2歩下がることがふつう!後退してもへこたれるな!
3 継続は力なり!小脳を日々鍛えよう!
4 めまいリハビリは短所(不得意な体操)を伸ばせ!
5 めまい治療は体も大事、心も大事!全国の仲間たちと元気に取り組もう!

この記事を読んでいる今このときにも、めまいがしてつらい人は早速リハビリ体操を始めてみませんか?

めまいを治したいあなたに。気持ちを奮い立たせる4つのかけ声

めまいリハビリ体操を行うさいに、不安やためらいがある人は、以下の言葉をまずは大きな声で復唱してください。

「私はめまいを治す! 私はめまいに負けない!」
「私はふらつきを治す! 私はふらつきに負けない!」

「めまいは治らない」とは決めつけずに、「めまいを治したい」という心構えがまずは大切です。
最後に、めまいの悩みを抱える人は、必ず専門医の診療を受け、正しい治療を受けることが重要である点を忘れないでください。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/©カラダネ © Fotolia

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