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副鼻腔炎(蓄膿症)の対策⑤「タマネギ深呼吸」で夜寝るときの苦しい鼻づまりも起床時の喉の乾燥も防ぐ

解説日本医科大学耳鼻咽喉科教授
大久保公裕

この記事で紹介する副鼻腔炎対策は衝撃的です。

カラダネ編集部でも、ぜひみなさんに試していただきたいと話題になった鼻のセルフケア、それが「タマネギ深呼吸」です。
「それは何?」「効きそう!」そんな風に思ったあなた、ぜひ今日お試しください。
「ホント〜?」そんな風に思ったあなた、知らないと損をするかも!?

日本医科大学耳鼻咽喉科の大久保公裕教授に話を聞きました。

夜中に喉が乾く人は口呼吸の疑い大。鼻づまりを治そう

副鼻腔炎(蓄膿症)で鼻がつまっていると、夜に寝つきが悪くなり、眠っても苦しくてすぐに目が覚めてしまうことがよくあります。

また、口を開けて呼吸しているので、朝起きたときにはのどが乾燥でガラガラになり、痛みを生じる場合もあります。目覚めも当然、悪くなります。
そういった就寝時の鼻づまりの悩み解消におすすめなのが、タマネギを枕元に置く「タマネギ深呼吸」です。

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タマネギには皮を中心に、ポリフェノール(植物に広く含まれる色素成分)の一種であるケルセチンという成分が含まれています。

ケルセチンは、強い抗酸化作用があり、最強のポリフェノールと呼ばれています。このケルセチンが、アレルギーを引き起こすヒスタミンを抑制し、鼻づまりを解消してくれるのです。
ヒスタミンは、肥満細胞(炎症や免疫反応などの生体防御に重要な役割を持つ細胞)で生成され、通常はこの細胞内でおとなしくしています。

ところが、外界からの刺激によって細胞の外に出てしまったり、増えすぎたりするとアレルギー反応を引き起こします。このヒスタミンを抑えるケルセチンの働きは強く、ヨーロッパではケルセチンが抗ヒスタミン剤として医薬品にも認定されています。

タマネギには、ケルセチンのほかにも硫化アリルという鼻づまりに有用な成分が含まれています。タマネギを切ると涙が出てきますが、その原因成分が硫化アリルです。

硫化アリルには、強力な抗菌・殺菌作用に加えて、新陳代謝を活発にする働きがあり、鼻づまりを解消します。

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タマネギ深呼吸は極めて簡単です。タマネギを皮がついたまま薄切りにして器にのせ、においが届くように枕元に置いたまま眠ります。

ケルセチンは、特に外皮に多いので、外皮をつけたまま切ってください。
タマネギがもったいないと感じる人は、夕食にタマネギを使い、そのときに出た外皮や切れ端などを活用してもいいでしょう。

また、枕元にタマネギを置くことに抵抗がある人は、眠る直前に切ったタマネギを鼻に近づけ、口を閉じて鼻から思いきり息を吸い込んでください。これをくり返すと鼻が通ってきて、眠りやすくなるでしょう。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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