【月経周期とスキンケア③】排卵期後のベタつき肌&吹き出物対策にはお豆腐を 〜イノコ ハナエのきれいになる漢方 vol.23〜|カラダネ

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【月経周期とスキンケア③】排卵期後のベタつき肌&吹き出物対策にはお豆腐を 〜イノコ ハナエのきれいになる漢方 vol.23〜

解説 漢方薬剤師・国際中医専門員
イノコ ハナエ

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中国4000年の歴史の中で蓄積された、若さと美しさを追い求める中医学。
「未病(発病はしていないけれど病気の芽がある状態)」をあらかじめ見つけて予防するという考え方は、
老化を防ぎたい、遅らせたい方にとってぜひ知っておくべき知識です。
この連載では、中医学を用いて自分でできるとっておきの老化予防法をわかりやすく解説します。
第23回めの今回は、「黄体期前半(排卵期を含む)のお肌のケア」について。
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みなさま、こんにちは。

前回前々回に引き続き、月経周期とスキンケアについてお話しします。
今回は、黄体期前半(排卵期を含む)編です。

個人差はありますが、月経周期が28日の場合、月経開始日を1日めとして、14日めから20日目あたりがこの黄体期前半に当たります。
この時期は排卵が起こり、体温が一気に上昇する時期。卵胞期から黄体期にホルモンが動くため、むくみやだるさなど、不調を感じる方もいらっしゃいます。

黄体ホルモンの働きにより皮脂の分泌が盛んになるこの時期。
陰の低温期(卵胞期)がみずみずしい時期だったのと比較すると、ベタつきやすい肌質になっていきます。
ニキビや吹き出物が少しずつでき始める方もいらっしゃるかもしれません。

ベタつき、炎症のようなニキビ・吹き出物は、中医学では湿熱のサイン。
体の中に余分な湿気や熱をためこんでいることを表します。

この時期におすすめなのが、豆腐!
豆腐は薬膳でも大活躍する食材です。
余分な熱や毒を排出するとともに、体に必要な潤いを与えてくれるため、表面ベタベタ中乾燥となっているお肌におすすめです。

体の余分な熱を冷ましてクールダウンする効果も期待できるため、徐々に暑くなってきたこの時期は、お食事で冷奴を1品足してもいいですね。
ただし、体が冷えやすい方は、ネギやショウガなど、温める薬味を添えてお召し上がりください。

また、黄体期前半には、体に余分な湿気や熱を残さないように、味付けの濃いものや香辛料の強いもの、脂っこいもののとりすぎには十分に注意しましょう。
これらのものが大好きな方は、お肌が安定している卵胞期に食べることをおすすめします。

お肌が不安定な時期に差し掛かっているため、新しい化粧品などをトライするときは注意してくださいね。

もうすぐ梅雨入りとなり、さらに体に湿気がたまりやすい時期となります。
軽い運動や、半身浴で発汗を心がけてください。

次回は、月経周期とスキンケア④。
黄体期後半(月経前)編です。

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記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© カラダネ © Fotolia

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