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【ドライアイ対策のツボ】目の下のツボを大学教授推奨。目のゴロゴロや疲れ目も改善

解説倉敷芸術科学大学客員教授
内田輝和

目が乾燥してショボショボする。目を開けているのもツライ、目薬を指してもその場しのぎにしかならない…。そんなドライアイにお困りの方に朗報です。

ドライアイを改善するには、日常生活で目を酷使しないよう気をつけたり、加湿を心がけるのはもちろんのこと、ツボ押しが推奨されているのです。倉敷芸術科学大学客員教授の内田輝和先生にくわしいお話を聞きました。

目の不調を感じたときは、眼科で専門医の診察と治療を受けることが重要です。そのうえで、記事で紹介するセルフケアも試してみてください。

ドライアイにはこめかみにある「承泣」のツボ押しがおすすめ

最近、私の治療院で、ドライアイを訴える患者さんが増えています。ドライアイは、文字どおり目が乾燥してしまう症状のこと。目がショボショボして、目をあけているのがつらくなってきます。ほかにも、ゴロゴロした異物感や目の痛み、まぶしさ、目の疲れなど、さまざまな目の不快感を覚えます。

ドライアイは、涙の分泌量が減ったり涙の質が低下したりすることで、目の表面を潤す力が弱くなるために起こります。ドライアイの原因としてまず考えられるのは、加齢によって涙の分泌量や質が低下することだといわれています。

そして、最近増えている原因が、スマホやパソコンの使いすぎです。スマホやパソコンの画面を見つづけていると、まばたきをする回数が減り、涙が十分に出てこなくなります。また、エアコンの風などに直接当たることも原因になるといわれています。

そのほか、ソフトコンタクトレンズの着用、喫煙(受動喫煙も含む)、薬の副作用など、ドライアイの原因は多種多様です。

眼科の治療では、点眼薬で目に潤いを持たせることが中心となります。また、スマホやパソコン、コンタクトレンズの使用時間を減らしたり、加湿器を使ったり、エアコンの設定を変えたりすることをすすめられます。

しかしドライアイは、なかなか一朝一夕に改善するものではありません。

その点、ツボを刺激すれば、すぐに涙の量を増やすことができる可能性が高いです。涙が出ると、ドライアイの症状は軽減できるし、ツボ刺激を続けることで、ドライアイそのものが改善することも期待できます。

ドライアイの改善に私がおすすめするツボは、目の下にある「承泣(しょうきゅう)」です。「承泣」は、目の中心のすぐ下側にある骨のふちにあります。

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この「承泣」は、両手の人さし指と中指の腹で、左右のツボを約10秒間、左右にもみほぐすように刺激します。眼球のすぐそばなので、眼球に触れないように注意してください。力は入れすぎないようにして、もみほぐして「気持ちがいい」と感じる程度が適当です。ツボ押しのときによくいわれる「痛気持ちいい」強さでは押さないようにしてください。

また、眼鏡やコンタクトレンズは必ずはずしてから行うようにしてください。

ツボへの刺激は、朝晩は必ず行うようにして、ドライアイの症状を感じたときに随時行いましょう。ただし、刺激するのは1時間に1回を限度としてください。

「承泣」のツボ押しをした人の体験談

ドライアイの患者さんに「承泣」の刺激をすすめたところ、多くの人が作用を実感しています。そのうちの1人の体験談を紹介します。(以下は、健康情報誌『わかさ』で2018年に紹介されたものをウェブ用に再編集したものです。)

会社員の40代の後藤さん(仮名)は、最近、目の乾きを感じるだけでなく、目がゴロゴロしたり、目がとても疲れるようになったりしたそうです。そのうちに、ときどき物がかすんで見えるようになってきたといいます。

後藤さんは、ソフトコンタクトレンズを着用し、職場ではエアコンの風の当たるところに座って、パソコンを長時間操作しているとのこと。

そこで私は「承泣」への刺激をすすめるとともに、コンタクトレンズはやめて眼鏡にすること、エアコンの風が直接当たらないところへ席を移すこと、パソコン作業のときは必ず休憩を挟むことなどをすすめました。

「承泣」への刺激は、朝出かける前と夜寝る前に、気持ちをゆったりさせながら行ったそうです。また、仕事中も目が疲れたときに行いました。じわっと涙が出ることもあり、同僚から「泣いているの」とたずねられることもあったとのこと。

後藤さんの場合、「承泣」を刺激するとすぐに涙が出て、目の痛みや疲れが和らいだそうです。そして、数か月続けるうちに、ドライアイの症状をあまり感じなくなってきたといいます。

もちろん、「承泣」のツボ押しを行えば、誰でもすぐにドライアイが改善するわけではありません。しかし、手軽に行うことができる方法なので、こつこつと継続することで

なお、ドライアイはシェーグレン症候群などの病気が原因で起こることもあるので、ツボ刺激や環境の改善で作用が見られないときは、必ず眼科などを受診してください。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、記事にある体験はあくまでも個人的な感想であり、効果効能を保証するものではありません。

写真/© カラダネ © Fotolia

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