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【高血圧を下げたい】減塩食に加え、腕のツボ刺激を。158mmHgが正常化した人も

解説 東京中医学研究所所長
孫 維良

高血圧のセルフケアとして、ツボ刺激はとてもおすすめです。ツボ刺激はお金もかからず、いつでもどこでも簡単にできて、人によってはとても早く変化が現れる場合が多いといいます。

中医師である孫維良先生に、高血圧対策のツボ刺激法として「腕もみ」のやり方を紹介していただきました。たった1分でできるセルフケアですので、病院での治療や減塩食などとあわせて実践してみてください。

高血圧は、必ず病院での治療を受けることが大前提です。

高血圧にはツボ刺激がおすすめ

日本人に多く見られる病気の一つに、高血圧(最大血圧が140mmHg以上、最小血圧が90mmHg以上)があります。
高血圧は、原因がわからない「本態性高血圧」と、ほかの病気が引き金になって血圧が上がる「2次性高血圧」に大別でき、このうち日本では、本態性高血圧が全体の9割以上を占めているとされます。
高血圧は、ほかのさまざまな病気の引き金にもなるため、対策が必要です。降圧薬を飲んだり、食事は減塩食にしたりすることが重要。それに加えて、試していただきたいのがツボ刺激です。

私がすすめているのは、中国伝統医学(中医学)をもとにした「腕もみ」によるツボ刺激。腕をもむことで、高めの血圧が下がって安定する人がおおぜいいます。

曲池(きょくち)

高血圧の人にぜひ刺激していただきたいツボは、「曲池(きょくち)」です。曲池は、気(生命エネルギー)の通り道であるの「大腸経」に属するツボで、ひじの横(親指側)にあります。

曲池の位置する部位は、ひじの骨がくぼんでいるところで、押すと少し痛みを感じるのでわかりやすいでしょう。
s_腕もみ②.jpg

そもそも、東洋医学には血圧という概念はありません。しかし、曲池は動悸やのぼせの改善に役立つツボと考えられています。この曲池のツボは、全身の末端部を流れる血流を促す働きがあると考えられるため、高血圧の改善に役立つと推察されるのです。

郄門(げきもん)と神門(しんもん)

さらに、腕には曲池のほかにも、血圧安定に役立つとされるツボがあります。それは「郄門(げきもん)」と「神門(しんもん)」です。

s_腕もみ ツボ (1).jpg

ひじと手首の中間(手のひら側)にある郄門には、心身をリラックスさせる働きがあります。一方、手首の小指寄り(手のひら側)にある神門には、ストレスや不眠症の対策に役立ちます。イライラした気分や、十分に睡眠できないことも血圧を上昇させる要因になるので、郄門や神門のツボ刺激もおすすめです。

腕もみのやり方

では、上記のツボを効率よく刺激するセルフケア、腕もみのやり方を図説します。
1回の腕もみは片腕30秒、両腕をケアしてもわずか1分です。しかも、道具もいらず場所も時間も選ばずにできますし、テレビを見たり、新聞や雑誌を読んだりしながらでも行えます。

早速、下の図を参考に①〜④を試してください。
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1ヵ月で最大血圧が158mmHgから正常化した人も

病院での治療や減塩食に加えて、腕もみで血圧が下がったという人はおおぜいいます。
中には最大血圧が158mmHg(正常は130mmHg未満)もあった人が、腕もみを1カ月やったら正常化したという例もあります。その人の場合は、最小血圧も100mmHg(正常は85mmHg未満)を超えていましたが、腕もみを始めてから70mmHgで安定しました。

もちろん、腕もみで高血圧の人全員がよくなるわけではありません。減塩食や適度な運動に加えて、セルフケアの一環として始めてみてはいかがでしょうか。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© カラダネ © Fotolia

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