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目の酸欠を改善する1分【視力向上ハースー呼吸】やり方解説。近視・老眼・眼精疲労の人に

解説視力向上ヨガ協会理事長
山本正子

目の酸欠は、近視・老眼・眼精疲労など、さまざまなトラブルを引き起こすといわれます。酸素は呼吸によって肺に入り、血液中に取り込まれて全身に運ばれるため、血液中の酸素濃度(血中酸素濃度)が低いと、体のあらゆる組織が酸欠になってしまうと考えられているのです。くわしくは、眼科医解説の以下の記事をご覧ください。


それでは、目の酸欠を防ぐ対策はあるのでしょうか。視力向上ヨガ協会理事長の山本正子先生におすすめのエクササイズをお聞きしました。

近視や老眼などの目のトラブルは、眼科医の診察と治療を受けることが大切です。そのうえで、記事で紹介するセルフケアも参考にしてください。

参加者の92.3%がなんらかの作用を実感した

視力向上ハースー呼吸は、腹式呼吸をしながら行うエクササイズです。ハースー呼吸を日課にすれば、自然と腹式呼吸を日常に取り入れられて、酸素補給量を増やすことができると、私は今までの生徒さんたちを指導してきた経験から実感しています。

また、ハースー呼吸は、目の周囲の筋肉とともに、肩甲骨周辺の筋肉を同時に刺激します。その結果、目はもちろん、結果的に全身の血流アップに役立ち、酸素や栄養が目に運ばれやすくなると私は考えています。

私の教室では、ハースー呼吸の前後に視力測定をしており、参加者は平均して0.2も視力がよくなります。さらに、「疲れ目が改善した」「視界が明るくなった」と喜ぶ方もたくさんいます。以前参加者105人にアンケートをとったところ、97人(92.3%)の人がなんらかの作用を実感していました。中には眼精疲労とストレスで弱視になり、大学病院で治療を受けても改善しなかった人が、ハースー呼吸で改善した例もあります。

また、参加者には、レッスンの最初に本を読んでもらうのですが、老眼の方は読みづらい場合が少なくありません。しかし、レッスン後には「ちゃんと文字が読めるようになった」という声をたくさん聞きます。ハースー呼吸は、もちろん個人差はありますが、老眼にもすぐに作用する可能性があるのです。

実際、私も老眼とは無縁の生活を送っています。以前は視力が0.2でコンタクトレンズを使っていたのですが、ハースー呼吸を始めてから1年弱で視力が1.0まで改善し、裸眼で生活ができるようになりました。

ハースー呼吸のやり方

ハースー呼吸を行うときには腹式呼吸を意識することが大切です。特に、いかにうまく息を吐くかが重要です。おなかをペタンコにし、肛門を締め上げるような感覚で10秒ほどかけて吐き切ります。息をしっかりと吐き切ることで筋肉がゆるんで血流がよくなり、目にも体にもいい作用がもたらされると考えられます。

ハースー呼吸のやり方は、以下の画像をご覧ください。ハーと息を吐き切ってから、スーと吸うことを意識して行ってみてください。

ハースー呼吸① 胸を開くエクササイズ

肩甲骨を動かすことで、肩や背中の血流を促し、結果的に全身の血流がアップして、酸素や栄養が目に運ばれやすくなると考えられる。同時に、手を目で追うことで目の血流もよくして老眼を予防・改善する。

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❶イスに浅く腰かけて、顔は正面を向いたまま、伸ばした両腕を肩の高さまで上げる。

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❷①の姿勢のまま、左の手のひらを天井に向ける。このとき、息を吐き切る。

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❸②の姿勢から、左腕を水平にゆっくり広げていく。顔全体を動かして、指先を目で追う。広げながら、深く息を吸う。

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❹腕が一文字になるところで3秒間キープする。右腕でも同じ動作をする。これを1日3セット行う。

ハースー呼吸② ネコのポーズ

目と肩甲骨周辺の筋肉を刺激し、目の血流をアップする作用が期待できる。
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❶両ひざと両手を床につき、顔を正面に向ける。両ひじを直角になるように曲げて、指先は内側に向ける。肩甲骨を寄せて胸を開く。

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❷①の体勢のまま、息を吐き切り、息を吸いながら、目だけを時計回りに一周させる。目はできるだけゆっくり回す。

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❸②と同じように、反時計回りに目を回す。時計回りと反時計回りを1セットとして、3セット行う。

もちろん、誰でもハースー呼吸を行っただけで目のトラブルがすぐに改善するわけではありませんが、簡単に行うことができるエクササイズなので、ぜひ試してみてください。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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