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女性ホルモン不足は【骨盤のゆがみ】が関係?専門家考案のゆがみ度チェック

解説アピア均整院代表・身体均整師会常任理事副会長
松岡博子

アピア均整院代表、身体均整師会常任理事副会長の松岡博子先生は、骨盤のゆがみは、生理痛や肩こり、シミ・シワなどの原因になる女性ホルモン不足につながる可能性があると警鐘を鳴らしています。

この記事では、自分の骨盤がゆがんでいるか、ゆがんでいるなら、どんなゆがみ方かを自分で調べる松岡先生直伝の方法を紹介します。

女性ホルモン不足が原因と思われる不調に悩んでいる人は、婦人科で診てもらうことが大切です。専門医による治療を受けたうえで、骨盤のゆがみケアも参考にしてください。

骨盤が傾くと血流が悪化して女性ホルモン不足になる?

更年期障害(40代後半以降の女性に起こるさまざまな不快症状)や生理痛が増えている原因の一つに、骨盤の左右の傾きがあると私は考えています。
私はこれまでの患者さんの傾向から、左右の傾きに限らず、悪い姿勢や運動不足で知らぬまに骨盤が前後に傾いている女性も多いと考えていますが、大半の人はゆがみがあることに気づいていません。

骨盤が傾くと、女性ホルモンの分泌にかかわる神経だけでなく、骨盤に包まれている子宮や卵巣も圧迫される可能性があります。そのため、血流が滞りやすくなって子宮や卵巣の働きが衰え、女性ホルモン不足につながると考えられるのです。

更年期障害や生理痛に悩む女性には、しばしば下腹部の冷えが見られます。これは、骨盤が傾いたことによって、内部の血流が悪化しているからではないでしょうか。ふつう、健康な人の下腹部の体温は36〜37度Cですが、女性ホルモン不足に陥っている人の下腹部は、それよりも1~2度C低いという報告もあります。

さらに、骨盤が傾いていると自律神経(意志とは無関係に内臓や血管の働きを支配する神経)の働きも乱れやすくなると私は考えています。自律神経には、血管を拡張・収縮させて血流をコントロールする役割もあるため、その働きが乱れると血流の悪化が進み、さらに子宮や卵巣が衰えるといった悪循環に陥るはずです。

骨盤の傾きをチェックする方法

実際に、自分の骨盤が傾いているかどうかを確かめる松岡式の方法を紹介します。自宅で簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

①床にテープを貼って縦30センチ、横50センチの長方形を作り、その中央に縦の分割線を引く。同様の長方形と分割線を引いた紙やシートを床に貼ってもいい。
②中央の線を両足ではさむようにして立ち、目を閉じて大きく手を振りながら、その場で50回足踏みする。
③目を開けて、足がどの方向へずれているかをチェックする。

①~③をやってみて、足が長方形の枠からはみ出していたり、明らかに左右に傾いたりしていれば、骨盤になんらかのゆがみがあると考えられます。例えば、足が前に出すぎているのは骨盤が前に傾いているサイン。そうした人は、背骨が過度に緊張するため肩や首のこり、頭痛が起こりやすくなります。

特に注意すべきなのは、足が正面から左右どちらかに傾いた場合です。このような人は、骨盤そのものもねじれるような形で傾いており、子宮や卵巣が圧迫されて骨盤内の血流も悪化している可能性があるからです。

しかし、骨盤の傾きを正せば、子宮や卵巣の働きが正常化して、更年期障害や生理痛だけでなく、若い女性に見られる更年期障害に似た症状の改善も期待できると私は考えています。実際に、骨盤のゆがみを正すことで、女性特有の不調が改善した人が私の知る患者さんの中にもおおぜいいます。

骨盤のゆがみを正すやり方については、別の記事で解説します。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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