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常識一変!【長寿になる性格】は神経質・勤勉・まじめ。慎重な行動が人生には重要(シリーズ③)

解説 常葉大学健康科学部長 医療法人財団百葉の会銀座医院院長補佐・抗加齢センター長
久保 明

健康で長生きするためには、健康的な食事や運動はもちろんのこと、「本人の性格」も重要だとわかってきました。

この記事では「長寿になる性格」をテーマに4回シリーズでお届けする第3回。いよいよ本題である、「長寿になる性格」について久保先生に話を聞きました。
これまでの記事については、下記の関連記事をご覧ください。

常葉大学健康科学部長の久保明先生に話を聞きました。

長寿の人の特徴「慎重で粘り強い、思慮分別があり、やや神経質」

米国のターマン博士とフリードマン博士の研究では、長生きしやすい性格、つまり長寿性格について明らかにしています。
その長寿性格は、極めて意外なものでした。なぜなら、長寿と最もかかわりの深い性格的な要素が「勤勉性」だったからです。

それまでは、勤勉性の高い、いわゆる自己抑制のきいたまじめな性格の人はストレスをためやすくて寿命が短いというのが、一般的な考え方だったのではないでしょうか。反対に、思いのまま人生を楽しむ性格の人はストレスが少なく、健康で長生きできるといわれていました。
みなさんもそのように考えていた方が多いのではないでしょうか。

そのような「常識」を覆したこの研究で、長寿性格として勤勉性という結論が出たのです。
ターマン博士は「実際に長寿をまっとうした人たちは、慎重で、粘り強く、思慮分別があり、やや神経質で、怠りないような性格の人だった」と報告しています。

勤勉な性格の人が長生きできる4つの理由

では、なぜ勤勉性の高い性格の人は長生きできるのでしょうか。この点について、フリードマン博士は、次のように分析しています。

❶勤勉性の高い性格の人は慎重に行動し、自分を危険にさらすような事態をさける。アルコールの摂取量や喫煙率がそのほかの性格の人よりも低く、車に乗るときにも安全運転を心がけている。
❷勤勉性の高い性格の人は生まれつき健康で、慢性的な病気にもかかりにくい。
❸勤勉性の高い性格の人は人生のさまざまな場面で堅実な選択をし、健康的な生活習慣を身につけている。
❹勤勉性の高い性格の人は物事を極端に悲観的に考えず、自殺者が少ない。

確かに、私が診ている患者さんたちの場合も、勤勉でまじめな性格の人は、ふだんから無理をしません。しかも、自分の体調の変化に気を配り、ちょっとした症状が現れたら早めに医療機関を受診し、治療が始まったあとも、服薬や生活習慣の改善をきちんと守る人が多いようです。
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生涯にわたって学ぶ姿勢がある人は長寿

さらに、フリードマン博士は、仕事で達成感を味わい、付き合っている人の数が多く、生涯にわたって学ぶ姿勢のある人も、健康長寿を手に入れやすいとしています。仕事で成功している人は、勤勉性が高いといえるし、豊かな人間関係を構築する生き方は、生きがいを生み出す原動力にもなるでしょう。
また、生涯にわたり学ぶ姿勢を持ちつづけることは、心身の状態が良好でなければ実現できません。そのため、長寿につながっていくのではないかと考えられます。

これまで、長寿になる性格について解説してきました。
こうなると、自分がいったいどうなのか?という疑問がわくかと思います。シリーズ4回めの記事では、あなたの性格が長生きになるかどうかの診断をいっしょにしてみましょう。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

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