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忘・新年会で食べ過ぎが防げるダイエット【食前・手のひらつねり】で10キロ減!

解説 なかのう鍼灸接骨院院長
中納正樹

年末年始は毎年太るという人、多いのではないでしょうか。
クリスマス、忘年会、新年会などご馳走を食べる機会が増えるため、どうしても食べ過ぎてしまいがち。とはいえ、せっかくのご馳走を前に食べるのを我慢するのはちょっと無理。

ご馳走を満腹まで食べても太らない!むしろやせる!

そんな素敵な方法がないかと探したら……ありました。それが「手つねりダイエット」。

なかのう鍼灸接骨院の中納正樹先生に解説していただきました。

手つねりダイエットのやり方

まずはやり方から。このダイエット法を簡単にいうと、手のひらにある「食欲を抑えるツボ」をもう一方の手でつねって刺激します。つまり、食事量が自然に減ってやせるというダイエット法です。

下の右手の写真を見てください。生命線の右横にある囲み部分(正確には「胃・脾(ひ)・大腸区」という)には、食欲を抑えるツボがあります。もちろん、左手にも同様にあります。ここを食前につねります。
s_刺激するところ.jpg

●手つねりダイエットのやり方(下の写真。左手の場合)

右手の人さし指と親指で囲みの部分の肉を約1センチつまんで、「ちょっと痛い」と感じるくらいにつねるだけ。ちょうど指の股から手首に向かって、つねる部分を上から下へと生命線に沿って移動させながら1分くらいつまんでいく。
s_刺激するところ3.jpg
左手が終わったら、右手も行う。
つねらずに、つまようじで刺激することもできる。その場合も同様に上から下に向かって行う。

●行うタイミング
食事の10分前に両手を1分ずつ行う。すると、食欲が抑えられて少ない食事量でも満腹感が得られる。

手つねりダイエットで、なぜやせるのか?

手つねりダイエットで、なぜやせる人がいるのでしょうか。
上でも述べましたが、つねる部分は「胃・脾・大腸区」といいます。ここは、胃腸の働きを整え、「食べたい!飲みたい!」という脳の欲求を抑える作用があるとされます。

つまり、食事の前にここをつねっておくとその刺激が脳へと伝わって、たとえ満腹になるまで食べても普段の食事量よりは少なくてすみ、結果的に食べ過ぎが防げます。
すると、摂取カロリーが減って自然にやせられるというわけです。

また、胃腸の働きを整え、消化吸収をスムーズにします。すると、体内の臓器の働きが活発になって代謝が上がり、脂肪が燃えやすくなると考えられます。

手つねりダイエットで食欲が抑えられ、10キロ減

私は、耳ツボを使ったダイエットの施術を治療の一環で行なっています。耳ツボダイエットも食欲を抑えるダイエット法として知られ、非常に作用が大きく、私の治療院では専用のシールを耳に貼って行います。

私は耳ツボダイエットを患者さんにすすめつつ、忙しくて通院が思うようにできない人には手つねりダイエットを指導しているのです。また、耳の場合は刺激する場所が小さいため、鍼灸師ではない一般の人が自分で刺激するには難しい側面もあります。

手つねりダイエットは、刺激部位の面積が大きいため一般の人が行うにはとてもやりやすいと思います。そして何より、よくやせる!というのがメリットです。
耳ツボダイエットと併せて、手つねりダイエットを実践した患者さんは、最高で4カ月間に10キロやせた人がいます。

食べられないことにストレスを感じることほどいやなものはありませんよね。満腹まで食べても自然にやせるのは理想です。

年末年始はご馳走を食べる機会が多いかと思います。つい食べ過ぎてしまう年末年始は、食事前にぜひ手つねりダイエットを試していただきたいと思います。
もしやせない場合はどうすればいいか?ダイエットについては個人差もありますし、やり方を間違えている場合もありますので、1週間くらい実践してもやせない場合はやり方の再確認か中止をおすすめします。

記事にあるセルフケアは安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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