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酢タマネギと高血糖・糖尿病の関係〜タマネギを食べる試験で高血糖が正常化し、ヘモグロビンA1cも低下

解説南越谷健身会クリニック院長
周東 寛

「私のところを訪れる患者さんの中には、酢タマネギで糖尿病や高血糖の改善が見られた人が数多くいます」
南越谷健身会クリニック院長の周東寛先生は話します。

酢にハチミツなどを加えてタマネギを漬けた酢タマネギは、手軽につくれておいしい健康食です。その働きについて、データを用いて紹介していただきました。

酢タマネギが血糖値上昇を抑制した

まずは、私のクリニックにきた人の例を紹介しましょう。

ある60代の男性は、初診時にヘモグロビンA1cが7.9%(1〜2カ月間の血糖値の推移を示す指標。一般に6.5%以上だと糖尿病型)で糖尿病でした。そこで、治療に加えて食事療法の一環として酢タマネギをとってもらったところ、1カ月後には7.0%に改善。さらに、1カ月後には5.8%にまで下がったのです。

70代だった女性ですが、酢タマネギをとったら1カ月後には空腹時血糖値が240mg/dLから175mg/dLに低下しました。

また、60代半ばだった男性の場合は、酢タマネギをとりはじめて半年後に空腹時血糖値が195mg/dLから130mg/dLに、ヘモグロビンA1cも7.5%から6.1%に下がりました。

酢にはクエン酸や酢酸、アミノ酸などが含まれています。一方、タマネギには色素化合物のケルセチンや甘味成分のグルタチオン、イオウ化合物の硫化アリルなどが豊富です。これらの成分には血糖値の上昇を穏やかにしたり、血統調節ホルモンであるインスリンを活性化させたりする働きが期待できるとされています。

タマネギは糖尿病の人の血糖値、ヘモグロビンA1cを下げる

タマネギの血糖降下作用は元東京大学医学部講師の斉藤嘉美先生が行った試験で確認されています。

この試験では、糖尿病の人にタマネギの乾燥粒(生タマネギ40gに相当)をとってもらい、4週間ごとに食後2時間の血糖値とヘモグロビンA1cを測定しました。その結果、血糖値は22人中19人(86.4%)が、ヘモグロビンA1cは22人中16人(72.7%)が、それぞれ低下していました。

下のグラフからもわかるように、血糖値は4週間後から顕著に下がりだし、ヘモグロビンA1cも12週間後には7%以下に抑えられています。

こうした試験を見ても、酢タマネギは糖尿病対策にとてもおすすめの食品といえるでしょう。

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まとめ

酢タマネギは糖尿病・高血糖のほかにも、高血圧や血中脂肪の改善にも役立つ働きがあります。

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この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/©カラダネ

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