酢トマトのすべてがわかる完全まとめ|作り方、使い方、アレンジレシピなど

解説カラダネ編集部

酢トマトとは、トマトを酢に漬けるだけで作れる常備菜のこと。
トマトが赤くなると医者が青くなる…なんていわれるほどの”トマト”と、調味料の中でも健康づくりに役立つ研究がたくさん出ている”酢”をいっしょにとれるわけですから、体にいいのはいうまでもありません。

もちろん、おいしいのは当たり前。アレンジしやすくて毎食食べても飽きない、そんな酢トマトの"すべて"をまとめています!!

酢トマトの材料

用意するもの

トマト…3個

一般的な酢(米酢)、もしくは黒酢200ml

A(水150ml・砂糖大さじ1・塩小さじ1/2 ・コショウ適量)


密閉できる保存容器…1個

トマトの選び方【色について】まっ赤なものがおすすめ

みじん切り酢トマト.jpgトマトの色について。赤い色の濃いものほど、色素成分のリコピンが多く含まれています。 赤色が濃い赤系トマトは、薄い色のものよりもリコピンが断然多く、その差は数倍〜10倍もあります。また、クエン酸やカリウム、グルタミン酸も赤系トマトに多く含まれています。
トマトは、完熟したまっ赤なものを選ぶといいでしょう。

トマトの選び方【大きさについて】ミニトマトは高栄養のものが多い

トマトの大きさは、一般的な中玉のトマトでもミニトマトでもかまいません。ただし、前に述べた赤系を選ぶという点でいえば、ミニトマトはほとんどが赤系に属しているので、そちらを選べば確実です。
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酢の選び方

一般的には米酢が多いと思いますが、ほかにも麦やトウモロコシを主原料に造られた穀物酢はほどよい酸味でクセがなく、どんな料理にもよく合います。

一方、玄米や大麦を主原料に長時間熟成発酵させた黒酢なら、まろやかでコクがある風味になり、リンゴ酢ならフルーティーでさわやかな風味に仕上がります。
ヨーロッパでよく使われている、ブドウを主原料としたワインビネガーやバルサミコ酢なら、日本の酢よりもより酸味が引き立ちます。
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酢トマトの作り方と保存法

①鍋でAを加熱し、砂糖と塩が溶けたら火を止めて、よく冷ましてから広口のビンに入れる。

②トマトのヘタを取り、水洗いして適度な大きさに切る。切り分けたトマトをビンに移す。

③ビンに黒酢を注いでよくまぜたら、ビンのふたを閉める。常温で6時間ほど漬けたら完成。

酢トマトの保存法

酢トマトは作ったあと1~2時間置いておくと、味がなじんでいっそうおいしくなります。
また、
冷蔵庫で保管してください。基本的には2〜3日以内に、夏は翌日には食べきるようにしましょう。

酢トマトは上記に示したものがベーシックな作り方ですが、実はいろいろな作り方があります。
下記の記事を参考にしてみてください。

酢トマト健康法の実践Q&A

Q.酢トマトは朝・昼・晩どのタイミングで食べればいい?
A.特にはない
酢トマトはいつ食べてもOK。ただし、適量は中玉であれば1日1〜2個です。たくさん食べたからといって、病気がすぐに治るわけではないし、体調がよくなるわけでもありません。

Q.残った酢はくり返し使える?
A.何度も使い回すのはさけて!
酢トマトは、酢もいっしょに料理に使うのが前提です。酢もいっしょにとって、1回で使い切るようにしてください。

Q.胃が弱いけれど食べても大丈夫?
A.毎日1個程度なら毎日食べても大丈夫
空腹を避けて、食中や食後に食べれば酢で胃を傷める心配はないと考えられます。もちろん、酢だけを飲む場合は、水やスープなどで薄めてください。

酢トマトの健康効果。いったい体にどういいの?

①ダイエット

お酢には酢酸が含まれており、脂肪を燃やす働きが期待できるといいます。黒酢であればさらにアミノ酸も大量に含まれているため、基礎代謝を高めるのに役立つそうです。
一方、トマトにも消費エネルギーを増やしたり、中性脂肪を減らしたりする働きがあるとされますが、なんといっても高栄養で低カロリー、少量でも満腹感が得やすいのが最大のメリット。
酢トマトなら、トマトを単独で食べるよりも断然おすすめです。

②自律神経の乱れを正す

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トマトには、アミノ酸の一種であるギャバ(GABA。正式名はγ
-アミノ酪酸)が豊富。
ギャバは人間の体内にもある抑制系の神経伝達物質で、脳内にα波を出して心拍数を抑え、リラックスさせて自律神経の乱れを整えたり、ストレスによる免疫力の低下や脳細胞の損傷を抑えたりといった働きが期待できると実践女子大学名誉教授の田島眞先生は話します。

ギャバが不足するとイライラしてストレスを感じやすくなったり、不眠やウツ、自律神経失調症などの症状が現れたりするといわれます。

③シワやたるみを改善。インフルエンザ予防にも

トマトにはビタミンCも含まれており、病気から体を守る免疫力の強化にも役立ちます。ビタミンCには、免疫細胞を活性化させて、体内に侵入してきたウイルスや細菌を排除する作用があります。

同時に、コラーゲンの合成を促して粘膜を強化するとされ、鼻やのどからウイルスや細菌が侵入するのを防ぐ作用もあります。つまり、ビタミンCをとれば、免疫力と粘膜の強化でカゼやインフルエンザを防げる可能性があるのです。

ビタミンCは、美肌づくりにも役立ちます。肌内部のコラーゲンも増やすため、シワやたるみを気にする人は積極的に補充することが肝心です。

④疲れやだるさを改善に導く

私たちが疲れを感じるかどうかは、体内の「クエン酸サイクル」が深くかかわるとされます。

クエン酸サイクルとは、食事からとり込んだ糖質やたんぱく質、脂質などの栄養素からエネルギーを生み出すしくみのことで、私たちはこのサイクルが円滑に回ることでエネルギーを得て、毎日活動できるのです。
逆にクエン酸が不足すると、このサイクルがうまく回らずに十分なエネルギーが作り出せなくなります。

酢トマトの酢には酢酸(さくさん)が、トマトにはクエン酸が豊富に含まれています。
酢酸は体内でクエン酸に変換されます。トマトのクエン酸も加われば、クエン酸サイクルが円滑に回って疲労回復作用が高まり、結果的にだるさなどの改善にも役立つのです。

⑤高血圧など

酢トマトにはカリウムが豊富です。高血圧の人は、血圧を上げる原因になる、体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出する必要がありますが、カリウムにはその働きがあります。
トマトはカリウムがとりわけ多い食材として知られ、100g中にカリウムを210mg含みます。

また、前に述べたギャバも高血圧対策に有用です。ギャバは脳内で神経伝達物質として働きますが、抑制性の神経伝達物質に分類されます。ギャバが増えると、副交感神経(自律神経の一種)が優位になり、ストレスの緩和に役立つため、それが結果的に高血圧対策に役立ちます。

⑥心筋梗塞や脳梗塞

トマトをよく食べる地中海地方では、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの血管系の病気が少ないという報告があります。
また、スコットランドのアバディーンにあるロウエット研究所では、トマトの種のまわりのゼリー状の部分に、血液に含まれる血小板の凝集(血液を固まりやすくする成分)を抑えて、心筋梗塞や脳梗塞の原因になる血栓を作られにくくする作用があると報告しているそう。

酢にも血液をサラサラにする働きが期待できることから、酢トマトは心筋梗塞や脳梗塞の対策におすすめです。

1日の量は? 薬と併用はOK? 酢タマネギの賢い食べ方

中玉なら1日1〜2個が目安

体にいいとはいってもたくさん食べればいいわけではありません。中玉なら1日1~2個が目安とされます。

酢トマトを過信しすぎない

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酢トマトは、いってしまえば食品ですから過信してはいけません。もちろん、薬でもなんでもありません。酢トマトが体によいからといって、食べ過ぎると食事のバランスが崩れます。
治療中の病気がある人は、酢トマトに大きな効果が期待できるからといって、素人判断で治療薬を中止したりしてはいけません。

酢トマトと薬の併用を心配する人もいますが、それで作用が変わるような報告はありません。食べ合わせが悪い食品もないので、安心してください。あくまでも、食事の中で毎日少量をとりつづける習慣が大切です。

酢トマトといっしょに野菜や海藻を多めにとる

なお、酢トマトには唯一、 便のカサを増やして腸内細菌を活性化する不溶性食物繊維が不足しています。海藻やキノコ、豆類といっしょに食べるようにすると、栄養バランスがより整います。

おいしい酢トマトレシピ5選

酢トマト体験談(まとめに代えて)

実際に酢トマトを食べて体に変化の現れた人の声を紹介しましょう。

「酢トマトを食事の中で1日1個とるようにしたら、体重が約4kg、体脂肪率が4%も減って不眠も改善しました。よく眠れるので、昼間もイライラしなくなりました」
「前より太って、おなかまわりのぜい肉が気になっていたけれど、たった2週間、酢トマトを昼と夜にサラダ感覚で食べたら1kgやせました!」
「147mmhgあった最大血圧が、酢トマトを食べたら10日で120mmhgに低下して、めまいまで改善しました」

酢トマトはあくまでも食品であり、毎日食べたら誰にも変化が現れるわけではありませんが、食事の中で上手に取り入れれば健康づくりには役立つと思いますので、ぜひ試していただきたいと思います。

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この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。


写真/©カラダネ

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