1. ニュース&コラム
  2. お酢で胃腸の働きがよくなる!? 腸の蠕動運動を促し、便秘対策に期待大

お酢で胃腸の働きがよくなる!? 腸の蠕動運動を促し、便秘対策に期待大

解説昭和大学元客員教授
中山貞男

お酢は胃腸の不調で悩む人にもおすすめしたい調味料です。お酢の研究を長年続けてこられた中山貞男先生に話をお聞きしています。

胃酸の分泌も腸の蠕動運動も促す

お酢は胃腸の働きを助ける働きもあります。  
そもそも、酸味のある物や苦い物を食べると、胃の反射によって胃酸が分泌されます。もちろん酢も例外ではなく、胃酸が分泌されて強酸度の状態が保たれると、消化酵素が活発になり消化が促されます。

また、胃酸は胃での消化だけでなく、その先の十二指腸の消化酵素の分泌にもかかわっているため、胃酸の分泌が改善されるとドミノ倒しのように、胃腸の消化環境が整えられるのです。  

おなかが張る、ゲップが多い、食後にすぐ胸焼けがするなどの症状は、胃の消化不足が原因となっていることもあるので、思い当たる症状がある人は、酢で胃酸の分泌を促してみるといいでしょう。  
また、便秘で悩んでいる人にも酢はおすすめ。酢によって分泌を促された胃酸や酢自体の成分は、腸の蠕動運動(内容物を先送りする働き)を活発にしてくれます。  

自律神経(意志とは無関係に血管や内臓の働きを支配する神経)の乱れやストレスなどの原因で蠕動運動が弱まると、内容物が腸にとどまって固くなり、便秘の原因になります。酢をとって蠕動運動を促すことができれば、便秘の解消につながるはずです。  

酢によって便通が整えば、「腸内フローラ(腸内細菌叢)」の改善も期待できます。腸内フローラには「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌(優勢なほうに味方する菌)」の3種に大別できる腸内細菌が存在しますが、便秘で腸内に便がとどまると腸内環境が悪化するのです。  

腸内フローラのバランスを整える食品としては、食物繊維もあげられます。
酢にキャベツなどの食物繊維の多い食品をつけて食べるのはその点でもおすすめです。ぜひ、試してみてください。

ツイッターでもお酢情報発信中→@お酢ラボ


この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/©カラダネ

関連記事

この記事が気に入ったらいいね!しよう