お酢レシピの人気者【南蛮漬け】が骨の強化に役立つとされる理由。カルシウムの吸収を高める

解説昭和大学元客員教授
中山貞男

お酢を使う代表的なレシピに小魚などを油で揚げて酢につける南蛮漬けがありますよね。これは、「骨を強くする」といわれますが、確かにそれは事実だそう。南蛮漬けが骨の強化にどう役立つのか?お酢の研究を長年続けてこられた中山貞男先生に話をお聞きしました。

お酢はほかの栄養素の吸収を高める

お酢はいっしょに食べる食品の栄養素の吸収を助けて、健康効果を高める働きがあります。
その代表的な栄養素は、重要なミネラル(無機栄養素)の一つである「カルシウム」。特に、女性ホルモンの分泌が減って骨密度が低下し骨粗鬆症(骨がもろくなる病気)になる可能性が大きい女性にとって、酢は救世主となる可能性があるのです。

南蛮漬けというと、小魚を揚げて酢につけた料理ですが、これが骨の強化に役立つとされるのは、小魚にカルシウムが多いだけでなく、酢につけることでカルシウムの吸収がよくなるから。

カルシウムは体に吸収されにくい栄養素なので、これを促進する酢はとても貴重な存在です。 酢によるカルシウムの吸収促進効果は試験でも実証されています。カルシウムの豊富な乳製品や大豆食品、骨ごと食べられる魚介類などといっしょに酢をとり、骨粗鬆症予防に役立ててください。  

また、酢はカルシウム以外でも鉄の吸収を促進することがわかっており、血液の生成にかかわる鉄の吸収を促すことで、貧血の予防にも効果が期待できるとされます。

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この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/©カラダネ

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