お酢の効果【中性脂肪編】血液をサラサラに。中性脂肪もコレステロールも減る?

解説昭和大学元客員教授
中山貞男

お酢には血液をサラサラにする働きがあるとされます。お酢の研究者である中山貞男先生に、お話を聞きました。
あくまでも食品ですので、期待できる効果ということでご理解ください。

毎日15ml程度を続けてとろう

血液中の脂質は、健康診断では必ず調べる重要な指標です。血中脂質の中でも、中性脂肪やコレステロール(LDL)が基準より高い状態になると、「脂質異常症(高脂血症)」と診断されます。  

この脂質異常症は、高血圧や喫煙と並んで動脈硬化を招く最大の危険要因とされており、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすため、急ぎ改善させる必要があります。  
血中脂質を改善するには、動物性脂肪が多い食事を控えたり、適度な有酸素運動を行ったりするのが効果的だといわれますが、実は日常で酢をとることもおすすめ。余分な血中脂質を減らす効果が期待できるからです。

s_中性脂肪.jpg食品メーカーが行った、酢の総コレステロール値への影響を検証した試験では、総コレステロール値が高めの人を、毎日15mlの食酢が入ったドリンクを飲んだ人と、飲まなかった人に分けました。血液検査を行ったところ、ドリンクを飲んだグループでは、総コレステロール値が有意に低下していました。

また、肥満ぎみの人を対象に、血中中性脂肪値の変化について調べた試験では、血中中性脂肪値が低下していたことから、酢には中性脂肪値と総コレステロール値を下げる働きが期待できるとわかりました。  

酢によって血中脂質が改善するメカニズムについては、いくつか考えられますが、いずれにしろ血中脂質の改善には、毎日15ml程度の酢を継続的にとるのがおすすめ。
ふだんから油っこい食事を好んで食べる食生活をしている人や運動不足の人は、酢を積極的に食事に取り入れるといいでしょう。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/©カラダネ

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