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素肌が圧倒的にキレイになる洗顔料の選び方。実は洗顔は肌への刺激が強くて危険!?

解説 白金ビューティフルエイジングクリニック院長
山口麻子

お肌には、健康や美しさをみずから保つ力があります。それを引き出すためには、刺激を極力減らすリセット美容を行うこと。
肌の老化は、ズバリ”肌への刺激”で進みます。化粧品の化学物質による刺激、洗顔で肌をこするなど物理的刺激……そうした刺激を極力減らして、肌をリセットしましょう。

この記事は、みなさんにぜひ知っていただきたいリセット美容特集の第2回。

素肌を本気でキレイにしたい(健康にしたい)人のための洗顔料の選び方について皮膚科医で美容医療の専門家でもある山口麻子先生にお話を聞きました。

洗顔はスキンケアの中でも最も危険な時間帯

水で洗って汚れを落としてサッパリする……
洗顔はなんとなく肌にいいイメージがありますが、実際は肌を刺激して傷める可能性が大きい危険な時間帯です。

洗顔が危険というと、汚れが落としきれないのが問題?考える人がいるかもしれません。
……逆です。
今の時代、洗顔料がとても進化しており、汚れが落としきれないことは少なく、「洗いすぎ」「落としすぎ」が問題なのです。

皮膚科医の立場でいえば、洗浄力の優れた高級洗顔料でゴシゴシ洗ったり、ばっちり決めたメイクでさえも簡単に落とす驚異の脱脂力を持ったクレンジング剤で肌をこすったりなど、そんな洗顔を毎日続けたら、肌がおかしくなるに決まっています。

というのも、クレンジング剤が落としているのは、メイクや汚れだけではなく、肌表面を覆う大切な皮脂膜も角質層にあるセラミドなどの保湿成分も、美肌を保つ働きの皮膚常在菌も”わざわざ”取り除いているのです。

これでは、肌に備わる「自分自身で潤いを保つ力」が衰えるのは仕方ありません。素肌を美しく保つのも汚すのも洗顔はかなり重要なポイントです。

洗顔料は、原材料が石けん素地のみの純石けんを

まず、前提として私は洗顔料を使わず、お湯だけ洗顔をすすめています。とはいえ、メイクはお湯だけ洗顔では落としにくいので次の基準で洗顔料を選びましょう。

そして、クレンジング剤は使いません!
なぜなら、クレンジング剤には肌を刺激する強力な合成洗剤が含まれているし、何より使うさいに肌をゴシゴシこする刺激が加わるため。どう考えても肌にいいわけがありません。

クレンジング剤を使わないためには、「クレンジング剤を使わないと落ちないようなメイクアップ化粧品は使わない」ことが肝心です。

私は「純石けんで落ちるかどうか」を、メイクアップ化粧品選びの基準にしてもらいたいと思っています。最近は、石けんで落ちる旨を表記したものも売られています。
ちなみに、純石けんとは成分が石けん素地のみで、天然油脂とアルカリを反応させて作られます。天然油脂には牛脂、ヤシ油、オリーブ油などが使われています。

純石けんがいい理由。美容成分入りは意味ない

ところで、純石けんは洗浄力の強弱でいえば実は強い方です。それでも私がおすすめする理由は、純石けんは天然の界面活性剤であり、合成の界面活性剤に比べて分解性に優れていると考えられるため。

また、各種保湿成分や香料などの添加物がないこともポイント。ほかの洗顔料とパッケージを見比べてもらえるとわかりますが、表示成分も少ないはずです。それは、肌を傷める可能性がある成分も少ないといえます。

また、美容成分入りのものも不要です。そもそも洗顔は読んで字のごとく洗い流すわけですから、美容成分が入っていたところで意味はありません。
もう一つ、パッケージについて私が最近感じているのは、「肌に吸い付く」といった言葉で健康的な肌を表しているものがあること。肌は本来は手のひらに吸いつきません。健康的な肌はサラサラしているのが基本です。
肌に吸いつくなんて、「肌のことがわかってないなぁ」と皮膚科医として思ってしまいます。

最後に、純石けんを洗顔で推奨するというのは、実は賛否両論あるようです。私は、とにかくシンプルであることが重要と考えているため、純石けんをおすすめしており、実際に石けん洗顔に変えて素肌がキレイになったという患者さんがおおぜいいます。

洗顔のやり方については、次の記事でくわしく解説していきます。


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記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© カラダネ © Fotolia

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