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【手指の痛み・しびれの予防運動】10秒指ほぐしを動画解説。へバーデン結節にも

解説 カラダネ編集部

パソコンやスマートフォンをよく使う人に、手指の痛み・しびれで悩む人が増えているそうです。今はそういう時代ですよね。
もちろん、炊事や掃除、洗濯などを毎日行なう主婦にとっては、手指の痛みというと職業病的なところがありました。

そこで、ぜひおすすめしたいセルフケアが「10秒指ほぐし」です。

10秒指ほぐしは痛み治療の専門医、富永喜代先生が考案した体操で、患者さんに指導したところ手指の激痛・しびれの軽減した人が続出しているそうです。
健康情報誌『わかさ』2019年6月号で特集しているこのセルフケア法、この記事ではやり方動画を解説しています。

手指の痛みやしびれの対策に【10秒指ほぐし動画】

では、早速やり方動画をご覧ください。

へバーデン結節の人にもおすすめ

手指の激痛・しびれを招く病気には、腱鞘炎や関節リウマチなどもありますが、特に女性に深刻なのが「へバーデン結節」です(下の写真参照)。

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へバーデン結節は、一般の人にはあまり聞き慣れない病名かもしれません。
手指の第一関節が赤くはれたり、変形して曲がったりする原因不明の病気で国内の患者数は約300万人と推計されていますが、実は精通している医師は少なく、治療法も十分確立されているとはいえません。そのため、適切な治療を受けられず、つらい症状に苦しんでいる患者さんがおおぜいいるのです。

富永先生は、5年前に日本初のヘバーデン結節外来を開設し、多くの患者さんの診療に当たっています。 その治療の中で生まれたセルフケアが「10秒指ほぐし」です。
親指の爪の先で手指の関節や神経の通り道を刺激して、痛みを過剰に感じる脳の働きを抑えようという運動法です。

実際に、10年来の手指の激痛のせいで物を強く握ることができなかった患者さんが、10秒指ほぐしを試したところ、その場で痛みが和らいで手をギュッと握れるようになり、涙を流して喜ばれたというエピソードもあったそうです。

手指の痛みやしびれがある人は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?とはいえ、必ず整形外科の専門医に診てもらうことも忘れないでください。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© カラダネ © Fotolia

出典:『わかさ』2019年6月号(詳細はわかさ出版ホームページにて)
電子書籍をご希望の方はAmazonでKindle版(発売日以降)がご購入できます

61t3YzZiGwL._SX366_BO1204203200_.jpg坐骨神経痛の改善に役立つセルフケア法が満載!
くわしい内容は、わかさ出版のホームページをご覧ください。


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51FW0v4-ylL._SX338_BO1,204,203,200.jpg10秒指ほぐしと併せて行うと効果的な神経マッサージも紹介している、富永先生の著書『手のしびれ・指の痛みが一瞬で取れる本』(本体1300円+税、青春出版社刊)が、好評発売中です。

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