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ダイエットに絶好の【干しエノキ】の作り方。おいしくて間食にも好適(専門家推奨)

解説 横浜薬科大学総合健康メディカルセンター長・医学博士
渡邉泰雄先生

エノキは内臓脂肪を気にする人におすすめのキノコです。含有成分の「エノキタケリノール酸」がダイエットに役立つとされます。
それでは、エノキタケリノール酸をより効率よく摂取するにはどうしたらいいのでしょうか。横浜薬科大学総合健康メディカルセンター長・医学博士の渡邉泰雄先生にお聞きました。

エノキを食べるだけで必ずやせることができるわけではありません。バランスのいい食事と適度な運動を忘れないようにしてください。

干しエノキはダイエット成分のエノキタケリノール酸をより効率よくとれる

とても手軽で、脂肪減らしの作用も期待できるエノキのとり方を紹介します。それは、エノキを天日で干して作る「干しエノキ」です。

実は、エノキの細胞膜は硬く普通に食べただけでは、エノキタケリノール酸などの成分が十分に吸収されないことがあります。ところが、エノキを干すと、細胞壁が壊れやすくなるため、エノキタケリノール酸をより効率よくとれるのです。

さらに、天日にさらすことでエノキに含まれているビタミンDが2倍に増えます。ビタミンDはカルシウムの吸収を促すため、骨の強化にも役立つでしょう。

干しエノキの作り方

干しエノキの作り方は簡単です。
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まず、エノキの石づき部分を切り落とし、乾燥しやすいように手でバラバラにほぐします。次に、ほぐしたエノキをザルに並べて、天日で干してください。

3日ほど干して、重量がもとの10分の1程度、色が薄い茶褐色になったら出来上がり。煮沸消毒したビンなど、湿気が入り込まない保存容器に乾燥剤とともに入れておけば、常温で約半年もちます。冷蔵庫でも保存できますが、湿気に注意しましょう。

天候などの影響で天日干しがうまくいかないときや、水分が残ったときは、エノキをフライパンで乾煎りしましょう。厚手のフライパンを弱火にかけ、こげないように、はしでときどきひっくり返しながらエノキタケを加熱して水分を飛ばします。

このようにして作った干しエノキは、生のエノキと同じように料理に使うといいでしょう。そのまま間食やお茶うけにしてもおいしいです。

干しエノキのおなかヤセ作用については個人差があるものの、今までの経験からいうと2週間から1カ月で、おなかがへこんだり体重が減ったりした人が多いと思います。また、エノキタケリノール酸は干しエノキだけでなく、エノキタケを細かく切って、ネバネバした状態で味噌汁やスープに混ぜることでも摂取できます。ぜひ試してみてください。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© カラダネ © Fotolia

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