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【婦人病による便秘】は「便秘の2大ツボ」刺激を中医師が推奨。冷えやむくみにもおすすめ

解説東京中医学研究所所長・中医師
孫 維良

子宮筋腫や子宮内膜症、子宮頸部異形成(子宮がんの前段階)などの婦人病を患っている女性で、痛みに次いで悩んでいる人が多いと考えられるのが便秘です。そうした便秘と同時に、婦人病の原因となる血流の滞りも改善に導く可能性があるツボがあります。東京中医学研究所所長・中医師の孫 維良先生にくわしいお話を聞きました。

子宮筋腫・子宮内膜症・子宮頸部異形成をはじめとする婦人病の可能性がある人は、婦人科で診てもらうことが大切です。そのうえで、記事で紹介するセルフケアも試してみてください。

便秘の2大ツボを刺激する方法

子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人病にまつわる症状の中で、痛みに次いで悩んでいる人が多いのが便秘ではないでしょうか。

そうした便秘のおすすめのツボは、ヘソから指幅4本分ほど下にある「関元(かんげん)」とヘソの両横で指幅3本の場所に位置する「天枢(てんすう)」です(下の図参照)
s_へそ2.jpg


この2つのツボへの刺激は、次の方法で行ってください。
s_へそまわり.jpg

①右手の中指を関元に当ててから、正面から見て時計回りになるように関元の周囲をさすって30回回す。

②両手の中指を天枢に当てて、ヘソを通るように右手は正面から見て反時計回り、左手は同じように時計回りで周囲をさすって30回回す。

③ヘソの上に右手のひらを当てたらその上に左手を重ね、関元と天枢を通るように正面から見て時計回りに30回回す。

①〜を合わせて1セットとし、朝・昼・晩の1日3セット行ってください。また、便秘が続いておなかが張って苦しいときにも行うといいでしょう。それぞれ30回ずつ回すと聞くと大変そうですが、1周にかかる時間は3秒ほどなので、1セット当たり5分くらいで完了します。

婦人病の原因となる血流の滞りを改善に導く作用もある

手順③でおなかをさするときは腹部が軽くへこむように力を入れてさすってください。手を回している間に子宮まわりがじんわりと温かくなってきます。便秘の改善が目的なので、気が熱とともに腸に届き、手の動きと連動して気が流れていくのをイメージするのが大切です。

なお、関元は、便秘のツボであるだけでなく、気を養う要所であり、血(けつ)の流れをよくする婦人病のツボでもあります。そのため、胃腸の機能が活性化したり、冷えやむくみが改善したりと、便秘以外の不調も同時に改善されるはずです。

東洋医学では、「異病同治(いびょうどうち)」といって、生体のバランスを整えることで、一見すると別々の症状が、一つの治療法で同時に改善されることが少なくありません。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© カラダネ © Fotolia

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