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【子宮筋腫や子宮頸部異形成のセルフケア】医師が「おなかカイロ」を推奨。骨盤内の血流対策に役立つ?

解説東京有明医療大学教授
川嶋朗

子宮筋腫や子宮頸部異形成をはじめとする婦人病を防ぐためには、骨盤周囲を温めることがおすすめだと、東京有明医療大学教授で東洋医学研究所付属クリニック医師の川嶋朗先生は話します。とっておきのやり方をお聞きしました。

子宮筋腫は、ほかの病気でも同じような症状がみられるケースが多いため、発症に長期間気づくことができない人が多い病気です。自覚症状に気づいたら速やかに産婦人科で検査を受けてください。
子宮頸部異形成も自覚症状が現れにくい病気のため、子宮頸がん検診で見つかるケースがほとんどです。早期発見によって子宮頸がんのリスクを抑えるために、定期的に検診を受けることを忘れないでください。

下腹部をまんべんなく温める「おなかカイロ」がおすすめ

以下の記事では、子宮の冷えを招く骨盤内の血流不足、酸素不足の対策として「ヒップ腹巻き」を紹介しました。

それとともにおすすめしたいのが、使い捨てカイロで下腹部をまんべんなく温める、「おなかカイロ」です。

使い捨てカイロは、袋から出すと化学反応が起きて平均50度Cの熱を発します。持続時間は種類にもよりますが、8〜12時間ほど発熱するのが一般的です。サイズも小さいので、冷えを感じている部位に当てれば、すぐに温めることができます。

使い捨てカイロは、寒い冬はもちろん、夏の冷房病を防ぐためにも使われており、季節に関係なくドラッグストアで入手できるのも利点です。

おなかカイロのやり方と注意点

おなかカイロのやり方

おなかカイロのやり方は、とても簡単。朝起きたとき、袋から出して発熱したカイロを薄手のタオルなどで包み、下腹部の肌に当てるだけです。それでも熱いようなら服の上から当てましょう。

ポイントは、ほどよく温まったと感じられたら、カイロと下腹部の接する面を少しずらすことです。下腹部全体をまんべんなく温めるように心がけましょう。

目安としては、1ヵ所につき1分くらい温めたら、カイロの位置をずらします。おなかカイロを10分程度行ったら、下腹部からカイロを離し、ヒップ腹巻きをして保温してください。

たったこれだけですが、すぐにおなかや腰がポカポカと温まります。そして、その熱が骨盤内の血流対策に役立ち、子宮の冷えの改善に役立つ可能性があると私は考えています。

低温やけどに注意が必要

ただし、カイロは使い方を誤ると低温やけどの危険があるので、以下の点に気をつけてください。

まず、カイロをそのまま肌に当てたり、強く押し当てたりしてはいけません。必ず、タオルに包んでから体に当てましょう。次に、1ヵ所に長い時間、カイロを当てないでください。特に、カイロを体に当てたまま就寝するのは危険です。

なお、近年、肌に直接当てても低温やけどの心配がほとんどない40度Cの温熱シートも登場しています。

ペットボトルで代用することも可能

使い捨てカイロがないときは、350ミリリットルのホット用ペットボトル(オレンジ色のキャップのもの)に40〜50度Cのお湯を入れて代用してもかまいません。この場合も、低温やけどを防ぐために必ずタオルで包み、1ヵ所に長く当てないようにします。

もちろん、これはあくまでもセルフ対策の1つです。不調がある場合は、必ず病院で治療を受けたうえで、セルフケアの一環として試してください。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© カラダネ © Fotolia

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