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【脳梗塞が起こる時間帯、招く食べ物】早朝や炭水化物のとりすぎは危険

解説 陣の内脳神経外科クリニック院長
陣内敬文

日常の意外な行動が脳梗塞のリスクを高める可能性があるといいます。脳梗塞を予防するために気をつけたほうがいい動作や生活習慣について、陣の内脳神経外科クリニック院長の陣内敬文先生にお聞きしました。

もちろん、脳梗塞や脳出血の心配がある人は、すぐに脳神経外科や神経内科で診てもらうことが大切です。

カラダネでは、脳梗塞や脳出血の発症と再発の防ぎ方、もしものときの対処法や治療法など、知りたいことがすぐに見つかる記事を多数用意しています。関連記事からご覧ください。

早朝は「血圧の急上昇」と「脱水」が重なる

NG行動① 朝に布団から急に起き上がる

脳梗塞は、ふだん何気なく行っている行動や生活習慣が引き金になって発症することがあります。例えば、早朝に布団から急に起き上がることもそのひとつです。

脳梗塞が血圧の急激な上昇によって起こることは、よくご存じでしょう。寝床から急に起き上がると血圧が急激に上がるため、脳梗塞の危険が高まってしまうのです。

特によくないのは、朝、目覚まし時計のアラーム音とともに飛び起きることです。

ちなみに、脳梗塞は早朝に多発します。血圧は夜間の就寝中に低くなり、夜明けごろから徐々に上がるため、起床直後に血圧が急上昇する人が多いからです。

さらに朝は、体内の水分が就寝中の発汗によって失われて血流が悪化しています。そのため、脳血管がつまりやすい状態になっているのです。

起床時は、ゆっくりと無理のないペースで体を起こしてください。

NG行動② 炭水化物のとりすぎ

脳梗塞は血圧の上昇だけでなく、低血圧によっても起こります。特に、ご飯やパン、めん類などの炭水化物を多くとる人は、こうした食事の直後、低血圧(食後低血圧)を起こすことがあります。

食後は、全身の血液が腸に集まって心臓の血流量が減りますが、炭水化物を多くとるとその作用が高まって食後低血圧を起こしやすくなるのです。血圧が急に低下すると、脳が虚血状態(血流が滞った状態)に陥り、脳血管が血栓(血液の塊)によってつまりやすくなります。これを虚血性脳卒中といいます。

ですから、食事はご飯やパン、めん類に偏らず、野菜や果物、肉、魚、海藻類、大豆食品、乳製品などをバランスよくとるように注意してください。

NG行動③ 肉を食べない

また、年齢を重ねるとあっさりした食事を好み、肉食をさける人が多くいます。

しかし、肉には、たんぱく質やコラーゲン(硬たんぱく質)といった血管を丈夫にする栄養素が豊富に含まれています。脳血管を強化して脳出血を予防することに役立つので、肉も積極的にとるといいでしょう。

ただし、脂身の多い肉の食べすぎは、脳梗塞の危険因子になります。脂身の少ない赤身の肉を食べてください。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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