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【逆流性食道炎を招きやすい飲み物】コーラや赤ワインは要注意!「酸性度の高い飲み物早見表」

解説湘南予防医学研究所所長
野村喜重郎

酸性度の高いものを口にすると、胃酸と同じように、食道の粘膜を刺激して胸やけが起こります。また、その酸で炎症を悪化させることもあります。
胃液に含まれる胃酸は、最高pH1という、極めて酸性度が高い液体です。pHとは、水溶液の性質を知るための単位で0から14まであり、数字が小さいほうが酸性で、大きいほうがアルカリ性、中性はpH7になります。

では、どの程度の値であれば注意をする必要があるのでしょうか。

今回は逆流性食道炎の患者さんが気をつけるべき食品を野村喜重郎先生に挙げていただきました。病院での治療とあわせて、症状を悪化させずに安心して食事を楽しむために参考にしてみてください。

酢やかんきつ類などすっぱいものは要注意

胃酸ほどではありませんが、食べ物や飲み物の中には、酸性度の高いものがあります。酸性度が高いものを口にすると、胃酸と同じように、食道の粘膜を刺激して胸やけが起こるのです。
また、酸性度の高い食べ物や飲み物が食道に逆流し、その酸で炎症を悪化させることもあります。そのため、特にpH4以下の食品には気をつけたほうがいいでしょう。

酸性度が高い食品の代表といえば酢です。酢はpH2〜3と、かなり酸性度の高い食品といえます。実際に、酢の物を食べると、胸やけがするという患者さんはおおぜいいます。副菜に酢の物は定番ですが、お浸しや煮浸しなど酢を使っていないもののほうがいいでしょう。
同じくレモンやオレンジなどのかんきつ類も酸性度が高く、食べると胸やけを起こしがちです。

スタミナドリンクやお酒の種類にも注意が必要

飲み物でいうと、意外にも酸性度が高いのがスタミナドリンクです。そのほか、コーラやサイダー、乳酸飲料、かんきつ類のジュースも酸性度が高めになります(下記参照)。のどが渇いたときは、水やお茶を飲むといいでしょう。
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また、逆流性食道炎の人も適量であれば、お酒を飲んでもかまいません。ただし、お酒の種類に気をつけてください。ビールやシャンパン、ハイボール、レモンハイなど、炭酸のものや酸性度の高いものは、できれば飲まないほうが無難です。

また、ワインやビールは、コレシストキニンというホルモンのを促すといわれています。このホルモンは噴門(食道と胃のつなぎめ)をゆるめるため、逆流が起こりやすくなります。

なお、アルコール度数の高いお酒も粘膜を刺激します。度数も酸性度もそれほど高くない日本酒などがおすすめです。もし、度数の高いウイスキーやブランデー、焼酎などを飲むならストレートではなく、お湯や水で割って飲むようにしましょう。

もちろん、上の表は誰にも当てはまるわけではありません。酸性度が低い飲み物でも逆流性食道炎を起こす人はいます。ご自分の体質をよく知ったうえで、あくまでも参考として活用してください。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© カラダネ © Fotolia

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