【冬太り】解消の一助に「酢トマト」を。1日1個でメタボ対策!

解説実践女子大学名誉教授
田島 眞

冬の間は、体重が増えがち。でも、運動しようにも寒いですし、一度増えた体重はなかなか減りにくいという人も多いはずです。そんなみなさんは、今日から食事に「酢トマト」を加えてみてはいかがでしょうか。

とても簡単に作れて、おいしくて体にいいことづくし。「酢」と「トマト」はあらゆる面で強力な組み合わせです。
酢トマトを食べると体にどんないいことが起こるのか、その可能性について実践女子大学名誉教授の田島眞先生にお聞きしました。

酢トマトはメタボの改善に役立つ

肌の露出が増える春に向けて、そろそろ「ダイエットをしてメタボを改善しよう!やせよう!」と計画している人も多いかと思います。

内臓肥満に加え、高血圧・ 高血糖・高脂血のいずれか2つ以上を併発しているのがメタボリックシンドローム。
メタボを根本から改善するには、食事制限と適度な運動が必要です。それとともに、今日からぜひ毎日の食事に取り入れてほしいのが、「酢トマト」を食べる習慣です。

ここ数年、人気になりつつある「酢漬け野菜(酢ベジタブル=酢ベジ)」の中でも、酢トマトは健康的にやせる作用が期待できるコンビ食。
酢トマトを1日半個〜1個を目安に食べれば、メタボの改善に役立ち、しかも驚くほどおいしいと、女性の間で大きな話題になっています。

酢に期待できる健康作用

酢が体にいいことは、みなさんもよくご存じだと思います。酢には、主成分である酢酸のほか、有機酸やアミノ酸が多く、疲労回復作用があるなど、さまざまな研究で優れた食品であることが証明されています。

酢に期待できる健康作用を簡単にまとめると、
①血液サラサラ
②血圧上昇を防ぐ
③血糖値上昇を防ぐ
④コレステロールをコントロール
⑤動脈硬化を防ぐ
⑥疲労回復
⑦脂肪を燃やす
⑧冷え症を防ぐ
⑨便秘を防ぐ
など、数多くあります。

酢には、穀物酢・米酢・黒酢・リンゴ酢・ワインビネガー・バルサミコ酢など、さまざまな種類があり、原料や製造法によって風味が異なります。
もちろん、種類によって期待できる作用も少しずつ異なります。とはいえ、そこまで気にする必要はなくてお好みでかまいませんので、上手に使い分けて酢トマトのバリエーションを楽しんでみてください。

まっ赤なトマトの8大作用

ヨーロッパには、「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあります。
これは、「トマトが赤く熟して食べごろになると、みんなが食して健康になるので病院にくる人がいなくなってしまう=医者が青ざめてしまう」という意味です。
いかにトマトが健康にいいかを表しています。

トマトには赤色の色素成分であるリコピンや、疲労回復に役立つクエン酸、うまみ成分のグルタミン酸、リラックス成分のギャバ(GABA。正式名はγ-アミノ酪酸)、免疫力(病原体から体を守る力)を高めるビタミンCやカリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル(無機栄養素)が豊富に含まれており、酢に劣らずさまざまな働きがあるとされます。

トマトに期待できる作用は次のとおりです。
①抗酸化作用
②血圧上昇を防ぐ
③血糖値上昇を防ぐ
④動脈硬化を防ぐ
⑤ガンの予防
⑥疲労回復
⑦免疫力を高める
⑧シミ・シワを防ぐ
 
さて、ひと口にトマトといっても、いろいろな種類があります。ヨーロッパで多く流通しているのは、イタリアントマトやシシリアンルージュなどの赤系トマト。
赤系トマトは皮が硬いので、日本では、主にトマトジュースや缶詰などの加工用として利用されています。

実は、トマトは赤い色の濃いものほど、色素成分のリコピンが多く含まれています。 赤色が濃い赤系トマトは、薄い色のものよりもリコピンが断然多く、その差は数倍〜10倍もあります。また、クエン酸やカリウムも赤系トマトに多く含まれています。
トマトは、完熟したまっ赤なものを選ぶといいでしょう。

ちなみに、粒の大きさが30グラム程度までの小さなものはミニトマトといい、そのほとんどが赤系トマトに属するので、迷ったらミニトマトを選んでもいいでしょう。
なお、酢トマトには唯一、 便のカサを増やして腸内細菌を活性化する不溶性食物繊維が不足しています。海藻やキノコ、豆類といっしょに食べるようにすると、栄養バランスがより整います。

もちろん、酢トマトだけを食べれば誰もが必ずやせたり健康になったりするわけではありません。ダイエットの一助として、健康的にやせたい!そうした人におすすめの食品が、酢トマトというわけです。
体に不調がある人は、必ず病院で治療を受けることが基本です。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真カラダネ © Fotolia

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