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【ひざ痛の運動療法を動画解説】ひざ軟骨の再生に役立つと話題の「ひざ下スイング」

解説カラダネ編集部

ひざ痛の原因はさまざま。とはいえ、最も患者数が多いのは、ひざ関節の軟骨のすり減りや変性(性質が変わること)によって起こる変形性膝関節症といわれます。

変形性膝関節症は、ひざ軟骨がすり減って変性し、炎症を起こすことが原因。つまり、すり減った軟骨が少しでももとに戻れば、ひざ痛は和らぐのではないかと考えられます。
とはいえ、すり減った軟骨は自力で元には戻せないというのが常識。この記事では、この軟骨の再生に役立つ可能性がある、ある意味、常識破りの簡単運動を動画解説します。

健康情報誌『わかさ』2018年4月号では、ひざ痛の大特集を組んでおり、その中で大阪市立大学名誉教授の山野慶樹先生が、ひざ痛の運動療法として軟骨の再生に役立つ可能性がある「ひざ下スイング」を解説しています。ぜひご覧ください。

カラダネでは、ひざ下スイングのやり方動画を公開します。

ひざ痛の運動療法「ひざ下スイング」のやり方動画

まずは、やり方動画をご覧ください。イスに座って、ひざ下を振るだけととても簡単です。

数ある運動療法の中でも「ひざ下スイング」にたどり着いたのがなぜか?

ひざ下スイングを考案した山野慶樹先生は、ひざ痛の改善にはやはりセルフケアの運動療法が最も大事と述べておられます。
とはいえ、スクワットなどの筋力トレーニングでは、負荷がかかりすぎて軟骨のすり減りをさらに進めてしまう可能性もあるとか。
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また、ひざ痛は高齢者に多い症状。体力のない高齢者でもできる運動は限られます。そこで、そうした人にどうにかしてよくなってもらいたいと考えたのが、「ひざ下スイング」とのことです。
ひざ下スイングは、やり方が単純明快であることがポイント。
単純明快なので高齢者でも理解しやすく、やり方を間違えることなく実践でき、結果的に作用が現れやすいというわけです。

ひざ下スイングはほかの運動療法とどう違うのか

ひざ下スイングは、他のひざ痛の運動療法とは決定的に違うところがあります。それは、ひざ軟骨の再生に役立つ可能性があること。
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通常の運動療法は、ひざ周囲の筋肉を強化することで、ひざへの負担を減らして痛みを和らげようという考え方が主流なため、軟骨に対する作用を狙った運動療法は、極めてまれではないでしょうか。

これは、山野先生がもともと「軟骨のすり減りを極力防ぐ運動療法とは何か?」を研究したうえで考案しているためです。

実際に軟骨が再生した例もある

実際に、山野先生は800人を超える患者さんに、ひざ下スイングを指導しました。その中でも毎日規則正しくひざ下スイングを行なった94人を追跡調査したところ、なんと73人はひざ痛をほぼ感じなくなっていたそうです。
残りの人については、痛みの軽減や現状維持という結果だったそうです。

中には、関節にできた骨棘(こっきょく)が縮小して関節の変形が改善された例や、関節軟骨が再生した例もあったといいます。

軟骨の再生が見られたというのは極めて貴重な例といえるのではないでしょうか。

軟骨が再生したのはなぜか?

なぜ軟骨が再生したのかについては、おそらくは軟骨に栄養を送る関節液の流れがよくなったためではないかと山野先生は説明しています。

単純明快なひざ痛の運動療法、ひざ下スイングをみなさんもぜひ試してみてください。
ひざ下スイングについては、『わかさ』2018年4月号にやり方のコツなどがくわしく解説されていますので、ぜひご覧ください。

最後に、ひざ痛の人は整形外科の専門医の治療を受けたうえで、正しくセルフケアをお試しいただくことが基本です。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

出典:『わかさ』2018年4月号(詳細はわかさ出版ホームページにて)
電子書籍をご希望の方はAmazonでKindle版(発売日以降)がご購入できます

s_wakasa_2018_04のコピー.jpgひざ痛の大特集号。
自力克服法から病院での診療法まで、改善の秘訣が満載。

くわしい内容は、わかさ出版のホームページ

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