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重症の耳鳴りとめまいが、発酵キャベツなど聴力アップ栄養をとる食事療法で1カ月後に改善

解説きたにし耳鼻咽喉科院長
北西 剛

耳鳴りの改善には、体質そのものを根本から変える食事療法も重要です。
耳鳴りをよくするための栄養や食事療法のやり方については下の関連記事をご覧ください。

ここでは、実際に食事を変えることで耳鳴りが改善した人の例を、耳鼻科専門医の北西剛先生にお聴きしました。

耳鳴り、めまいも高血圧や高血糖も改善

手軽に始められる食養生として、患者さんに発酵キャベツをすすめると、持病の改善に伴って耳鳴りなども小さくなるケースが見られます。そうした中で、顕著な症状の改善が見られた症例を紹介しましょう。

高島佳奈恵さん(仮名)は、一昨年の夏からめまいをくり返すようになり、ある病院を受診したところ、微小脳梗塞と診断されました。微小脳梗塞とは脳の細い血管が動脈硬化を起こし、数ミリ程度の小さな梗塞が脳のあちこちに発生している状態です。
本格的な脳梗塞を防ぐために血流改善薬を処方されたものの、めまいばかりか耳鳴りまで伴うようになったそうです。耳鼻科に移ってめまいと耳鳴りの治療を続けたものの全く効果がなく、当院を受診しました。

高島さんには、持病の高血圧と糖尿病の治療は内科で継続してもらうとともに、漢方薬を処方したうえでセルフケアとして食事療法の必要性を説明しました。そして、食養生の一つとして発酵キャベツをすすめたのです。
すると、発酵キャベツをとりはじめてから一ヵ月ほどでめまいの回数が大幅に減り、耳鳴りも小さくなりました。

現在、耳鳴りの大きさ・持続時間・苦痛度の5段階評価は、当初の4から2へと改善。血圧や血糖値も下がり、これには発酵キャベツなどの食事療法を地道に続けたことが役立ったと思われます。

耳鳴り苦痛度が4から2へ下がった

中野秀美さん(仮名)は、不眠とアレルギー性鼻炎に加え、キーンと甲高い耳鳴りに悩んでいました。

中野さんは、それまでに受けていた薬物療法では効果が現れなかったため、不快症状を招いている体質そのものを変える必要があると思い、当院を受診したそうです。

血液検査を行うと、栄養面ではビタミンB群の欠乏が認められました。そこで、中野さんにビタミンB群や乳酸菌などのサプリメントを摂取してもらったほか、腸を活性化するために発酵キャベツもすすめたのです。
こうした体質改善の成果は比較的早く現れ、2週間後にはぐっすりと眠れるようになりました。そして、1カ月が過ぎたころから耳鳴りの改善を実感するようになり、耳鳴りの5段階評価は4から2へと改善しています。

耳鳴りの改善のために食事療法というのは、なかなかみなさんの中では発想がないかもしれませんが、実際はとても重要です。耳鳴りで悩む人は必ず専門医に診てもらい治療を受けたうえで、セルフケアとして食事療法を試してみてください。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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