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【口内フローラを改善する対策❸】食後にすぐ磨く、シャワーだけなど口内フローラ崩壊のNG習慣を防げ

解説竹屋町森歯科クリニック院長
森昭

口内フローラを崩壊させる原因は、生活習慣の中にも潜んでいます。そのため、悪しき生活習慣の見直しが、ケアでは重要になります。

口内フローラを乱すNG習慣について、竹屋町森歯科クリニック院長の森昭先生に話をお聞きしました。

もちろん、歯周病の疑いがある方は、歯周病科や歯科、口腔外科などを受診することが大切です。そのうえで記事で紹介するNG習慣にも注意してください。

NG習慣1|食後すぐの歯磨き

これまで日本では、1日3回、食後すぐの歯磨きがすすめられてきました。口の中に食べカスが残っていると虫歯や歯周病の原因になるので、すぐに歯磨きをしたほうがいいと考えられていたのです。

しかし、口の中に唾液を行き渡らせれば虫歯や歯周病を防げることがわかり、食後すぐに歯磨きをしないほうがいいと考え方が変わりました。歯磨きは、就寝前や起床後に行ってください。s_Fotolia_118093228_Subscription_Monthly_M.jpg

NG習慣2|歯磨き粉の使いすぎ

多くの歯磨き粉には、人工界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)が含まれており、その作用で歯がツルツルになった実感を得られます。しかし、実際は食べカスや歯垢を十分に除去できていないことが多いのです。

また、研磨剤入りの歯磨き粉を使うと、歯が白くなるものの、歯の表層のエナメル質がダメージを受けます。基本的に歯磨きは、歯磨き粉を使わずに行いましょう。歯の着色が気になったときだけ、研磨剤入りの歯磨き粉を少量使ってください。

NG習慣3|入浴せずにシャワーだけですます

私たちが緊張するとネバネバした唾液が分泌され、リラックスするとサラサラした唾液が分泌されます。口内フローラにとっていいのは、口の中に行き渡りやすいサラサラした唾液です。

サラサラした唾液はリラックスしたときに分泌量が増えます。ですので38〜39度のお風呂に入りましょう。シャワーを浴びるだけではネバネバした唾液のままなので、注意してください。s_Fotolia_134452866_Subscription_Monthly_M.jpg

NG習慣4|口呼吸

口呼吸がクセになると、口の中が乾燥して唾液の殺菌作用が低下し、悪玉菌が増殖します。また、口の中が乾燥すると歯ぐきが傷つきやすくなり、歯周病菌が血管内に侵入しやすくなります。

ですから、口呼吸をやめて鼻呼吸を心がけてください。

NG習慣5|姿勢が悪い

ネコ背のような悪い姿勢を取ると、胸が閉じて深い呼吸が困難になります。酸素をたくさん取り込めなければ、血液循環が悪くなって唾液の分泌は低下します。

また、ネコ背であごが前に出ると唾液腺が圧迫され、やはり、唾液が出にくくなります。スマホやパソコンを長時間使う人は、特に気をつけてください。胸を開き、あごを引いた姿勢を取りましょう。s_Fotolia_132800900_Subscription_Monthly_M.jpg

NG習慣6|安いキシリトールガム

キシリトールは、虫歯予防に役立つ甘味料です。そのため、キシリトールガムが人気を集めています。

しかし、虫歯予防の作用が期待できるのは、キシリトールが50%以上含まれているガムです。スーパーやコンビニエンスストアで市販されているキシリトールガムの大半は含有量が50%未満なので、虫歯予防の作用はほとんどありません。

そうしたガムは砂糖で甘さを補っており、かえって虫歯が起こりやすくなります。なお、歯科医院に置いてある含有量100%のキシリトールガムなら、虫歯予防の作用が期待できるでしょう。

NG習慣7|スポーツ飲料の常飲

甘い飲料水を飲むと、口の中が酸性に傾いて悪玉菌が増え、口内フローラのバランスがくずれてしまいます。

また、体にいいと誤解してスポーツ飲料を常飲している人がいますが、500ミリリットル当たりに角砂糖7.5個分もの糖質が含まれています。スポーツのさいにとる水分補給には、糖質が含まれない水やお茶を選ぶことも重要です。

いかがでしょうか。当てはまる習慣はありましたか?NG習慣を避ければ口内トラブルも改善できるはずです。s_口内改善.jpg

記事にあるセルフケアは安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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