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【はちみつ健康法❶】はちみつ(蜂蜜)は健康づくりの万能食。150以上の有効成分を含む

解説横浜創英短期大学名誉教授
則岡孝子

はちみつはミツバチが花の蜜を採集し、巣の中で加工、貯蔵したものをいい、自然界で最も甘い蜜といわれています。ビタミンやミネラル類などの栄養素も含んでいて、味や色は蜜源植物によってさまざまです。

「はちみつの歴史は人類の歴史」ということわざがあるように、古来、食用、薬用などさまざまな用途に用いています。そんなはちみつの作用や特徴について横浜創英短期大学名誉教授の則岡孝子先生に話をお聞きしました。

もちろん、体の不調は専門医に診てもらうことが大切です。医師の治療方針に従ったうえで、はちみつを取り入れた健康法を試してみてください。

飲み物や料理などに幅広く使える万能食

ストレス過多の現代社会において、疲労や不眠、便秘で気分が落ち込みやすくなったり、免疫力(病原体から体を守る力)が低下してカゼや食中毒を起こしたり、発汗機能の異常から肌が荒れたりする人も多いでしょう。そんなときは、栄養バランスのいい食事をしっかりとり、体力の回復に努める必要があります。

そこで、健康増進にぜひ活用してほしい食品が、高齢者や食の細い人でも摂取しやすく、消化吸収に優れ、各種栄養をバランスよく含んだ「はちみつ」です。

はちみつの主な特徴

甘みは砂糖の3倍なのにカロリーは25%低い

s_8cd8c7d8c4e77ec3bc7cdb4254218a93_l.jpg同量で比較した場合、甘みは砂糖の3倍、カロリーは砂糖が100グラム当たり384キロカロリーに対して、はちみつが294キロカロリーなので約25%低いことがわかります。

体に吸収されやすい

s_c7e670801560076080670deaa818842c_s.jpgはちみつの約8割が糖分で約2割が水分。単糖に分解された糖分は吸収されやすく、疲労回復や体調不良時の栄養補給に役立ちます。

栄養の宝庫

s_dfff278b31ed1d5bb300248e7525a12f_l.jpgビタミンやミネラル、アミノ酸、有機酸、ポリフェノールなどさまざまな栄養を含み、その種類は少なくとも150以上に及びます。

料理に使いやすい

s_ p64.jpg肉を漬け込めばうまみが引き立ち食感も軟らかくなり、抗菌作用で食中毒も防ぐのに役立ちます。煮魚のくさみも消え、マリネなどでは酸味が弱まります。

強力な抗酸化作用で全身の老化を防ぐ

はちみつには、ビタミンやミネラル、アミノ酸、有機酸、ポリフェノールなどさまざまな栄養を含まれていて、その種類は150以上です。

ビタミンには少量でも作用を発揮する活性型と、大量に摂取しなければ作用を発揮しにくい不活性型があり、はちみつに含まれるビタミン類は、その9割が活性型です。
また、ミネラルは27種類、アミノ酸も22種類を含むほか、有機酸のグルコン酸は腸まで生きて届き、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を増やして腸内フローラ(腸内細菌叢)を整えます。

ミツバチが花粉から取り込んだ数10種類のポリフェノールには、強力な抗酸化作用があり、全身の細胞を損傷させる活性酸素(体内に生じる攻撃力の強い酸素)を除去してくれます。
この働きによって脳・血管・内臓の老化が抑えられるため、古代から中国やインド、エジプト、ギリシャなどでは不老長寿の薬として珍重されてきたのです。

毎日はちみつひとさじで健康づくり

おいしくて栄養豊富なはちみつは、さまざまな健康作用をもたらします。しかし、先ほども述べたように、その8割は糖分なので、一日にティースプーンでひとさじ(約20キロカロリー)、多くても2〜3さじを上限にして、少しずつ毎日とりましょう。

実は、ミツバチが数カ月の短い一生の中で集めるはちみつの量が、ティースプーンでちょうどひとさじ分です。この貴重なひとさじのはちみつをそのままなめたり、ほかの食品に加えたり、あるいは肌に塗ったりすることで、さまざまな症状の改善が期待できるのです。s_unnamed-1.jpg

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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