【シミ予防レシピ】冷凍トマトとシーフードのペンネでリコピンをとろう|カラダネ

カラダネ(わかさ出版)
医師や専門家とあなたをつなぐ、
健康・食・くらしのセルフケアが見つかる情報サイト

【シミ予防レシピ】冷凍トマトとシーフードのペンネでリコピンをとろう

解説 カラダネ編集部

肌のシミは、皮膚細胞で作られるメラニンという黒褐色の色素が元になっています。このメラニンをどんどん増やしてシミを濃くしたり増やしたりするのが、紫外線などの影響で体内に発生する活性酸素だと考えられています。

とはいえ、メラニンも活性酸素も実は悪者ではありません。以下に、ごくごく簡単に「シミができるメカニズム」を述べます(実際はもっと複雑なメカニズムですが、短文で簡単に述べる点をご了承ください)。

本来、活性酸素は体内に侵入する異物を殺菌するなど大変重要な働きを担っています。紫外線を浴びると、「メラニンを作って肌を守ろう!」とするのも活性酸素の役目とされます。
つまり、メラニンは最初からシミの元になるわけではなく、逆に肌を守ってくれる色素なのです。
肌を黒くすることで、紫外線の害を防いでいるわけです。

問題はここからです。紫外線を浴びて体内に発生した活性酸素は、役目を終えれば体内で活性酸素を消す働き(抗酸化機能)によって無害化されます。
ところが、体内にもともとある抗酸化機能が衰えていると活性酸素は過剰に働いて、メラニンも大量に作られ、シミができてしまうと考えられます。

そこでおすすめしたいのが、抗酸化機能を助ける栄養成分をとること。近年、シミに対する抗酸化栄養として注目されているのが、トマトに含まれる赤い色素の「リコピン」です。
リコピンは過剰な活性酸素の働きを抑えるほか、メラニンを作りだす手助けをするチロシナーゼという酵素(体内の化学反応を助けて活発にする成分)の量を減らしたり、活性を弱めたりする働きもあるとされます。

つまり、活性酸素の過剰な働きを抑えて、シミなどの予防に役立つ可能性があるというわけです。今回のレシピはリコピンがたっぷりのトマトと、魚介の濃厚なうまみがたっぷり染み込んだペンネです。ぜひ、お試しください。

●材料(2人分)
冷凍トマト…1個、ペンネ(パスタ)…160グラム、シーフードミックス(冷凍)…80グラム、アサリ…10粒、白ワイン…大さじ2、イタリアンパセリ…適宜、塩・コショウ…適量、Ⓐ(オリーブオイル …大さじ2、にんにく…1/2片)

●作り方

❶アサリは海水程度の塩水につけて、砂を吐かせておく。シーフードミックスは海水程度の塩水に漬けて戻す。ニンニク、イタリアンパセリはみじん切りにする。
❷Ⓐをフライパンに入れてじっくり香りが出るまで炒める。その中にアサリを入れて軽く炒め、白ワインを加えてからフタをして加熱。アサリの口を開かせる。
❸②にシーフードミックス、切った冷凍トマトを加え、炒め合わせる。
❹塩を入れた湯でペンネをゆでる。ゆで上がりの1分前に引き上げて、③のソースに加えて混ぜる。塩・コショウで味を調えてイタリアンパセリをまぶし、皿に盛りつける。

もちろん、トマトを食べたらシミが消えるわけではありません。
シミは紫外線対策を行い、肌のケアを十分にすることが重要。そのうえで、トマトなど抗酸化栄養たっぷり食材を食べるようにしてください。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/©カラダネ

この記事が気に入ったらいいね!しよう