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【動画つき】狭心症の発作予防に医師推奨。ヨガがストレス緩和に役立つ?

解説 カラダネ編集部

狭心症の人におすすめしたい運動法、それはヨガです。
大阪府にある、はしもと内科外科クリニック院長で医師の橋本和哉先生は、狭心症をはじめとした心臓病の患者さんにヨガをすすめているといいます。

この記事では狭心症の人に試していただきたいヨガのやり方を動画で紹介します。健康情報誌『わかさ』2018年7月号で紹介されているやり方ですので、ぜひ、『わかさ』をご覧いただきながら実践してみてください。

ヨガのやり方については、こころとからだクリニカセンター所長でヨガの専門家である森川那智子先生に指導をいただきました。もちろん、狭心症の人は病院で治療を受けることが前提ですので、その点は忘れないでください。




狭心症の発作予防におすすめの運動、それがヨガ

まずは、ヨガのやり方を動画でごらんください。「ネコのポーズ」です。動画のバックでヨガの説明をしてくださっている声は、森川那智子先生です。森川先生の声を聞きながらヨガを行えば、理解しやすいはずです。

ヨガが初めての方でも簡単に行えるのではないでしょうか。

心臓病にヨガがすすめられる3つの理由

ヨガがなぜ狭心症をはじめとする心臓病にいいのか?理由は下記の3点があげられます。

①自律神経のバランスを整える働きが期待できること
ヨガを行うと自律神経のうちの副交感神経(心身をリラックスさせる神経)が優位になると考えられるそうです。狭心症など心臓病の悩みがある人は、ストレスが大敵です。ストレスが強すぎると交感神経(心身を活動的にする神経)が活発になり、結果的に狭心症の発作を招く人がいるそうです。
ヨガを行なって副交感神経が優位になれば、心身がリラックスして心臓への負担を減らせる可能性があると橋本先生は話しています。

②体のゆがみを正せる可能性があること
橋本先生は、心臓病の患者さんは体がゆがんでおり、姿勢の悪い場合が多いといいます。姿勢が悪いと心臓が圧迫される可能性があるというのです。ヨガで体のゆがみを正すようにしましょう。

③血流を良くする作用が期待できること
全身の血流がよくなれば、血液を巡らせている心臓への負担が軽くなると考えられます。

ネコのポーズなら体力のない人にもらくらく。実際に改善した人も

橋本先生の話では、実際に心臓病の人がヨガを行った結果、狭心症の発作回数が減ったというインドの研究があるそうです。さらに、世界各国でヨガが健康維持に役立つことを示唆する研究が発表されているようです。

では、いったいどんなヨガがいいのでしょうか。ヨガの専門家である森川先生は、「体が硬い人や体力のない人でもらくにできるポーズ」をすすめています。
いくつもあるヨガのポーズの中では、肩・背中・胸の筋肉をほぐす「ネコのポーズ」がおすすめとのことです。

実際に、ヨガを行うことで狭心症が改善した人もいます。もちろん、全員に必ず結果が出るわけではありませんが、時間もお金もかからずできることですので、病院での治療とあわせてぜひみなさんも試してみてください。

記事にあるセルフケアは安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

出典:わかさ 2018年07月号 [雑誌]
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