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【医師推奨】美肌にいいのは横向き寝?あおむけ寝?横向き寝はシミ・クスミを増やすって本当⁉

解説 渋谷スキンクリニック院長
吉田貴子

みなさんは寝ているとき、体はどちらの方向を向いていますか?実は寝ているときの姿勢で肌に負担がかかることもあるそうです。

今回は、美肌を保つための睡眠時の姿勢について、渋谷スキンクリニック院長の吉田貴子先生に話をお聞きしました。
基本は、肌への余計な刺激は少なくするということではないでしょうか。

この記事は、美肌をいかに維持するかについての記事ですが、肌についての悩みがある人は、必ず専門医に診てもらうことが何より重要です。

美肌を保つにはあおむけで寝よう

寝ているときの姿勢が、肌の老化を招く原因になりうるといったら、みなさんは驚かれるでしょうか。

例えば、横向きに寝る習慣のある人は、枕に頬のあたりを押しつけることになります。圧迫されている肌は血行が悪くなり、新陳代謝(古いものと新しいものの入れ替わり)がスムーズに行われなくなる可能性があります。
すると、メラニン色素の排出もうまくいかなくなり、色素沈着が起こってシミやクスミができやすくなる場合もあるのです。

また、枕で毎日摩擦による刺激を受けていると、角質細胞(表皮の一番上の角質層の細胞)がダメージを受けます。すると、角質細胞は水分を保持しにくい状態になり、肌は乾燥してきます。
その結果、キメが乱れ、弾力性も失われて小ジワができる可能性もあります。

横向き寝だけでなく、うつぶせ寝でも同様のことが起こります。シミ・くすみ・小ジワを防ぎ、美肌を守るには、体も顔も上向きになるあおむけ寝がベストです。

とはいえ、眠っている間に寝返りを打って、横向きやうつぶせになってしまうかもしれません。そこで、枕カバーはシルクや綿など柔らかい素材のものを選ぶようにしましょう。
こうすれば、肌への負担は軽くてすみます。もちろん、就寝前には肌の保湿もしっかりと行いましょう。

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この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/©カラダネ © Fotolia

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