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【高カカオチョコ+病院治療の患者例②】善玉コレステロールが増え、慢性頭痛も解消

解説栗原クリニック東京・日本橋院長
栗原 毅

健康を維持したい人に、カカオ分70%以上を含むチョコレート(高カカオチョコ)がおすすめと医師の栗原毅先生は話します。

栗原先生のクリニックでは、実際に病院での治療に加えて食前に高カカオチョコを食べた患者さんの中には善玉コレステロールが増えたり、慢性頭痛が解消した人もいるとか。

栗原先生に、貴重なお話をしていただきました。

高血圧が正常域になり薬も減らせた

食事の前に高カカオチョコを食べる「チョコファースト」の習慣は、食後の血糖値の急上昇をゆるやかにすることが目的です。
糖尿病の患者さんにとっては、手軽に毎食後の血糖値をコントロールできる可能性があるためおすすめですが、高血圧も有意に下がる人がいます。

工藤達也さん(仮名・70歳)は、高血圧に加えて糖尿病の予備群という患者さんです。工藤さんの昨年2月の検査値は、降圧薬でコントロールして、最大血圧が128mmHg(正常は130mmHg、最小血圧が68mmHg(正常は85mmHg未満)でした。
ヘモグロビンA1c(1~2カ月間の血糖値の推移を示す値。6.5%以上で糖尿病型と診断される)は、6.0%です。

そこで私は、薬での治療や適度な運動以外に、食前に高カカオチョコを食べてもらうようにアドバイスをしました。
工藤さんは、1日3回の食事前と午前10時と午後3時のおやつに5グラムずつのチョコを食べたのです。

すると、3カ月で最大血圧が110mmHg、最小血圧が56mmHgと、降圧薬を減らせるレベルになり、ヘモグロビンA1cも5.7%まで改善しました。
さらに、善玉(HDL)コレステロール(基準値は40ミリグラム以上)の数値も64ミリグラムから、3ヵ月で84ミリグラムになりました。動脈硬化の予防にも高カカオチョコが一役買っている可能性があるのではないでしょうか。

適度な運動や規則正しい食生活も忘れずに

次に、高カカオチョコを食べて大幅に高血圧が改善した清水明子さん(仮名・68歳)の症例も紹介しましょう。

脂肪肝の治療で通院している清水さんは、2種類の降圧薬を飲んでいましたが、昨年2月には、最大血圧が142mmHg、最小血圧が80mmHgとなり、高めの血圧が気になっていました。そこで、チョコレートを食べるなら高カカオチョコを食べるようにすすめたのです。

高カカオチョコにこだわった清水さんは、カカオ含有量95%のものを、1食5グラムで、1日合計25グラム食べたといいます。もちろん、食前に食べるチョコファーストを実践しました。
すると、3 カ月後には、最大血圧が106mmHg、最小血圧が60mmHgと大幅に下がったので、2種類の降圧薬を1種類に減らすことにしました。

血圧が下がったことで、体調がよくなった清水さんは、持病の慢性頭痛がなくなったことをとても喜んでいます。そして、愛用のバッグの中には、いつも高カカオチョコの小袋を忍ばせていると笑って話してくれました。

最後に、高カカオチョコはあくまでも嗜好品であり薬ではありません。病院での治療に加え、適度な運動、規則正しい食事に加えて健康法の一つとしてお試しください。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/©カラダネ © Fotolia

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