女優・杉本彩さん「年齢を重ねるほど美しくあるために」〜私が40代になってから始めたこと〜|カラダネ

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女優・杉本彩さん「年齢を重ねるほど美しくあるために」〜私が40代になってから始めたこと〜

解説 女優
杉本彩さん

何かするとき自分自身に聞いてみる「それって、やさしい?」

1987年にデビューし、その後30年にわたって芸能界の第一線で活躍を続ける杉本彩さん。年齢を重ねるほどに、さらに輝きが増す杉本さんの「美しさ」の秘密はどこにあるのでしょう。

インタビュー冒頭、杉本さんは年齢を重ねた今だからこそ「私にとっていちばんいい『生活の基準のようなもの』が、わかったんです」と、笑顔で話します。

杉本さんにとって、いちばんいい基準?……それっていったい何??
目を丸くして聞くインタビュアーの顔を、あの凛とした瞳でまっすぐ見つめながら杉本さんは話を始めてくださいました。
杉本さんのお話からは、年齢を重ねるほどに美しく生きるためのヒントがたくさん見つかります。


女性なら、いつまでも若々しく美しくありたいと願うもの。私も同じです。でも、20代や30代のころに戻りたいとは思わないんですよね。
それよりも年齢を重ねることで得られる「成熟した美しさ」を、これからどう磨いていこうかなって、いつも考えています。

私は1年後、2年後、10年後、20年後…どんな自分に進化していきたいか、はっきりとした目標を持っています。「また年を取ってしまった」「若いころはよかった」とため息をつきたくありませんから。
日々進化する自分を想像し、それを目指して毎日を過ごすほうが楽しいですものね。
成熟した美しさを求めるなら、メイクやファッションだけにこだわるのは意味がありません。もっと内面的な部分を磨くことが必要ですよね。

40代後半になってからの私は、全部「体にやさしいこと」を基準に生活しているんです。

食事をするとき、お酒を飲むとき、運動するとき、人と接するとき、仕事をするとき……「今から行うことは、私の体にとってやさしいこと?」と自分に聞いてみるのです。
結局、自分自身が無理して「体にやさしくないこと」をしたなら、美しくなれるわけがないと思いませんか?私が特に「体にやさしい」を意識しているのは、食事・運動・スキンケアの3つの習慣です。

まずは食事について。「体にやさしい」を基準にしたら、食べる物がここ2〜3年で大きく変わりました。以前はお肉が中心でしたが、今の私はお魚とお野菜中心の食事が好き。別にお肉が嫌いなわけではありません。今の私には、お魚やお野菜が必要だと本能的に思うのです。

杉本彩さん5.jpg食材も吟味します。野菜は絶対に無農薬、そのほかの食品も添加物などが入っていない自然食品だけを選ぶようになりました。
食材選びにこだわる反面、メニューはシンプル。食材がいいなら、余計な手を加えないほうがおいしいと思うからです。そしたら、味覚が洗練されてきたんじゃないかな、とも感じています。

最近のお気に入りメニューはお鍋。お鍋って、新鮮なお魚とお野菜がたっぷり食べられるし、何よりおいしい。ゴマ油やポン酢などつけだれにバリエーションを加えるので、毎日でも全然飽きません。

最近は「ハーブティー」もかなりのお気に入り。
ハーブティーの効果なんて全く信じていなかったのですが 。実際に飲んでみると、本当に気持ちが穏やかになったり、寝つきがよくなったりしたんです。
横で寝ている主人のいびきが全然気にならなくなったのには驚きました
(笑)

大切なのは意識。きれいな姿勢を保つ意識。

運動法も、40代より前とは違います。

私は30代のころに加圧トレーニングが大好きでした。加圧トレーニングって、腕や足のつけ根に加圧ベルトを着けて行う筋トレのことで、短い時間でも筋力を強めたり脂肪を燃やしたりできると人気ですよね。
実際、私自身も体のラインが理想通りに変化して、もうそれがすごく楽しくて(笑)。当時は運動選手並みにジムに通っていました。

でも、40代になると運動法も自然と「体にやさしい」が基準になりました。
若いころは筋肉がうっすらと割れた腹筋に憧れたましたが、40代からはスッと伸びた姿勢を保つ「体幹」を鍛えたい!って思うようになったのです。
体幹って、体の奥深くにある深部筋肉で姿勢を保つには重要だっていわれますよね。

ほら、どんなに容姿が美しくても、姿勢が悪いと魅力が半減するでしょう?逆にいうと、姿勢がきれいなだけで美しさは5倍増しになるといってもいいくらい。

私が体幹を鍛える方法は、実はシンプル。「きれいな姿勢を保とう」と意識するだけ。具体的には、以下のような感じです。
s_杉本彩さん3 (1).jpg
意識を変えて、きれいな姿勢でイスに座るだけ、立つだけ、歩くだけでも立派な運動になりますよ。でも、これが意外に難しいのですが(笑)。
体幹が鍛えられれば体が正しく動かせるし、自然と体がよく動くようになって、たくさんの筋肉が引き締まってきてスタイルがよくなります。

そうそう、私がみなさんにおすすめしたいのは、歩くときに腕は後ろへよく振ること。肩甲骨のあたりがすごく引き締まって後ろ姿美人になるんです。試してみてください。

いい意味で脱力し求めすぎない。手放せる「心の余裕」を

スキンケアも当然、「やさしい」が基準。

私はもともとアトピー体質で、子供のころは乾燥肌でした。冬は顔や足のすねがカサカサして粉をふいてしまうほど。かゆくて我慢できないので、ステロイド薬が手放せなかったですね。

でも大人になるとともに体質が変わって、10代後半から20代半ばまでは肌の調子がすごくよかったんです。
そうなると、人間はつらかった記憶もすっかり忘れちゃうものですね。
今と違って小麦色に焼けた肌が憧れの時代ですから、「スペインの人のように褐色の肌で、ピンヒールを履くのがかっこいい!」と、日焼けをしまくっていました(笑)。

でも、そのつけが回ってきたのが20代後半。ファンデーションを塗っても皮膚がポロポロとめくれてメイクがすぐにくずれてしまったり、花粉症で人相が変わるほど顔が腫れてしまったり。
肌がボロボロになってしまったのです。

その後、30代を過ぎたら違った肌トラブルが頻発しはじめました。特に乾燥からくるちりめんジワに悩まされてました。そのとき出合ったのが胎盤エキスの「プラセンタ」です。私のスキンケアの大きな転機になりました。
初めてプラセンタの注射を顔に打ったときは、衝撃でしたよ。たった1回の注射で、気になっていたシワがいとも簡単に消えてしまったのですから。

とはいえ、プラセンタの注射はとても痛いんです。それに耐えなければならないので、これを何回もくり返すことは到底無理だと思いました。そこで、「プラセンタをサプリメントや化粧品から補うことができたらいいのにな」と考えるようになり、40代になってから自分自身で起業して基礎化粧品を作ってしまいました。

その化粧品はリベラータ(下の囲み参照)といいますが、本当に「肌にやさしい化粧品」です。
「私自身が満足して使えるものを作りたい」という思いから始まりましたが、今は「多くの女性にプラセンタのよさを実感してほしい」という願いを持っています。

もちろん、私が一番の愛用者。先日、肌年齢を測ってもらったところ、28歳という結果が出て自分でもビックリしたんですよ(笑)。


杉本彩さんからくり出されるたくさんの話題に、私たちはどんどん引き込まれていきます。話が盛り上がり、あっという間に時間が過ぎて……

最後に、もう一つ。食事や運動、スキンケアについて話してきましたが、やっぱり最後は「心のあり方」が大切ですよね。
私は40歳以降は「心に余裕を持つ」を基準にしています。
私が考えている心の余裕とは、いい意味で脱力し、求めすぎず、手放していける心の余裕です。

当然ですが、今の延長に未来があります。今の生き方が未来をつくっていくのですから、やっぱり今が大切ですよね。
私は、70歳になってもきれいなドレスを身にまとい、ピンヒールをはいてさっそうと歩きたいなぁ……いろんなことに夢中になって今を積み重ねていけば、きっと実現できるような気がします。

年齢を重ねるごとに私もみなさんも自分らしく、そしていつまでも美しく生きましょう。今日は本当にありがとうございました。

リベラータとは?
s_杉本彩さん4 (1).jpg杉本彩さんが開発に携わっているコスメブランド。配合の美容成分と使い心地にこだわった製品で人気になっている。
どれもオススメの商品ですが、初めての人に特によさを実感してもらうためにおすすめなのは、リベラータ・ジェントルリッチ・クリーム(写真の商品。税込7560円)。
プラセンタに加え、ハス胚芽エキスやビタミンA油、ビタミンEなど今注目の美容成分を贅沢に配合している。
使い方は、パール1粒程度の量を手のひらに広げて顔全体になじませるだけ。化粧下地としても利用できる。杉本さん自身も愛用しており、敏感な女性の間で愛用者が増えている。
リベラータ・ジェントルリッチ・クリームは、一部エステ店および、通信販売でも市販されている。お探しの方は、わかさ夢通販まで。


記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/©カラダネ

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