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【動画つき】高血圧を運動で下げよう①医師考案の「静脈しぼり」で血圧が正常域へ

解説カラダネ編集部

高血圧を下げるには、病院での治療に加えて運動がとても有効です。特にウォーキングなどの有酸素運動が効果的なことはみなさんもご存じでしょう。

でも、ここで紹介する「静脈しぼり」はこれまでのものとは少し違います。帝京平成大学教授で医師の上馬和夫先生が考案した、高血圧対策の全く新しい運動法です。
いったいどのような運動でしょうか。

健康情報誌『わかさ』2018年1月号(2017年11月16日発売)では、この静脈しぼりについてくわしく解説されていますので、ご覧ください。
カラダネでは『わかさ』の記事を受けて、動画でやり方を解説しています。

静脈しぼりのやり方動画

まずは、静脈しぼりのやり方動画をご覧ください。


腰や骨盤をねじるような動きであることがおわかりいただけるでしょう。
なぜ、このような動きなのか下記で解説します。

高血圧は静脈の停滞が重大原因

血圧とは、簡単にいうと「血管壁にかかる圧力」のこと。でも、血管壁と一言でいっても実は動脈の血管壁であることはあまり知られていません。
みなさんが血圧計で得られる最大血圧と最小血圧の数値は、動脈の血圧というわけです。
最大血圧とは?最小血圧とは?
●最大血圧=心臓が収縮して血液を動脈へと送り出したときの血圧のこと。収縮期血圧ともいう。正常域は130mmHg未満。
●最小血圧=心臓が拡張して血液を戻しているときの血圧のこと。拡張期血圧ともいう。正常域は90mmHg未満。
ちなみに、動脈とは心臓から体の各部位に血液を運ぶ血管のこと。一方で、体の各部位から老廃物を受け取った血液を心臓へと戻す血管、それを静脈と呼びます。

上馬先生によると、高血圧の重大原因には「静脈の血流の停滞」があるといいます。

というのも、体内を流れている血液量の75%は静脈の中にあります。静脈を流れる大量の血液が停滞すると、動脈内の血液も前へと進めなくなり、血管壁に圧力がかかって高血圧を招くというわけです。

特に腰の部分のバトソン静脈叢がカギ

そもそも静脈は、動脈に比べて血流が停滞しやすいのです。

動脈は心臓のポンプ作用よって血流が促されますが、心臓から遠い静脈の場合はポンプ作用が及ばず、しかも心臓より下にある静脈は重力に逆らって心臓へと戻る必要があるため、どうしても血流が停滞しがちです。

特に停滞しやすいのが腰の部分の背骨を通る「バトソン静脈叢(じょうみゃく そう)」。

というのも、静脈の血管の多くには血流が逆流しないために「弁」がついています。ところが、静脈が多く集まっているバトソン静脈叢の部分は事情が違います。
なんと「弁」がついてないというのです。

弁がついていないバトソン静脈叢には、血液がどうしても停滞しやすく、うっ血が起こりやすいそうです。

高血圧の人は、このバトソン静脈叢の血流が停滞している場合が多いといいます。そこで、上馬先生はこの部分を刺激すると静脈の血流はもとより動脈の血流までよくなって、血圧が下がってくると述べています。

バトソン静脈叢を刺激するのが静脈しぼり

さて、やり方動画に戻りましょう。ここまでお読みのみなさんなら、腰や骨盤をねじる動きの意味がおわかりいただけたのではないでしょうか。
バトソン静脈叢に停滞した血流を促して、高血圧を改善しようとする運動、それが「静脈しぼり」というわけです。

実際に上馬先生は、静脈しぼりを高血圧治療の一環で患者さんに指導し、おおぜいの人を改善に導いているといいます。上馬先生は、静脈しぼりのほかにもバトソン静脈叢の血流を促す画期的呼吸法の「完全呼吸」などもすすめています。
『わかさ』にくわしい解説がありますので、高血圧の人はぜひご覧ください。

最後に、高血圧の人は病院で治療を受けることが大前提です。そのことは忘れないでください。

『わかさ』2018年1月号(11月16日発売)には、ほかにあと2つの動画が用意されています。ぜひご覧ください。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/©カラダネ

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出典:『わかさ』2018年1月号(詳細はわかさ出版ホームページにて)
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くわしい内容は、わかさ出版のホームページでご覧ください。

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