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【最新インフルエンザ対策】みんな間違えてやってる4つの予防法(予防接種・うがい・手洗い・マスク)

解説カラダネ編集部

今年もインフルエンザのシーズンがやってきました。本番は、毎年12月から1月にかけてですから、今から予防を始めてください。

カラダネでは、「インフルエンザウイルスってなんだ?」「流行状況は?」みたいな話はしません。それについては、国立感染症研究所・感染症情報センターのホームページなどをご覧ください。

この記事では編集部が最も大切と考える「自分で今すぐできる対策」を医師に聞いてみました。すると意外にみなさん、やり方を勘違いしているんじゃないかとわかって…今すぐ読んで今日から「正しい予防」、しませんか?

今年はA型?B型?型が違っても予防法の基本は同じ

インフルエンザウイルスにはいくつか型があって、流行の型が毎年変わります。今年の流行はA型?それともB型?必ず話題になりますよね。A型にもB型にも、さらに種類があります。
とはいえ、ぜひ知っていただきたいのは、みなさんがウイルスの型を気にしすぎる必要はそれほどない!ということ。なぜなら、予防法の基本は型が違っても大きく変わらないからです。

念のため申し上げておくと、今年はA型もB型もすでに検出されています。
流行するインフルエンザの型の予想は毎年難しく、2017〜2018年は予防接種に使うインフルエンザワクチンの株の決定が遅れたため、ワクチンの製造が遅れて不足しているという話も新聞で報道されています。
でも、ワクチン不足も解消の目処は立っているそうなので心配する必要もないようです。

さて、インフルエンザの代表的な4つの予防法について、正しい知識を医師に聞いてきました。

①当たり前ですが「予防接種すれば万全」は間違いです

インフルエンザの予防接種を毎年受けている人、多いかと思います。受けるとなぜか「今年はもう大丈夫」という気になりますが、それは間違いです。
そもそもインフルエンザワクチンの予防接種には賛否両論ありますが、確実なことは受けても完璧には防げないということ。

川村内科診療所所長で医師の川村昌嗣先生に、予防接種について聞きました。
「ワクチンは、南半球での流行情報をもとに、その年に日本で流行するウイルスの型を予想して作られます。とはいえ、ときどき違う型が流行します。

予防接種について大まかに話をしますと、予想したウイルスから毒性を取り除いた薬液を注射します。すると、2週間ほどで体内には注射したウイルスに対して抗体を作るインフルエンザ対策部隊が作られます。
とはいえ、この対策部隊はインフルエンザウイルスが入ってくる鼻やのどに数多く配備することは困難なため、配備された部隊の数よりも多くのインフルエンザウイルスを吸い込んでしまうと、インフルエンザを発症してしまいます。

ウイルスが体内の細胞に入って増殖を始めたとき、ようやく対策部隊が集まってきてウイルスを退治してくれます。
つまり、予防接種でワクチンを打っていないときに感染するよりも
●症状が軽くてすむ
●少し早く治る
という2つのメリットがあるわけです。

もう一度いいますが、インフルエンザにかからなくなるわけではありません」

②「帰宅後にうがい」ではまず防げない

インフルエンザウイルスは1回の咳で約5万個、1回のくしゃみで10万個もばらまかれるそうです。しかも、飛び散ったウイルスは24時間ほどは感染力があり体内に侵入すると増殖します。1個のウイルスが、24時間後には100万個にもなるといいます。

前出の川村先生は、次のように話します。
「外でインフルエンザウイルスに感染し数時間後に帰宅した場合、うがいをしてもウイルスの数は数十万個にはなっているので、インフルエンザにかかってしまうのです。

つまり、インフルエンザにかかった人の咳やくしゃみを吸い込んだ場合は、その場でうがいをして洗い流さないとダメです。
できるだけ、近くのトイレなどで喉の中全体を洗ううがいをする必要があります」

川村先生が、うがいのやり方について解説した動画をカラダネで後日、特別公開します。ぜひご覧ください。

③マスクは予防に不可欠。ただし使い方しだい

マスクは基本的にはインフルエンザ対策にとても効果的です。ただし、正しいマスクの使い方をしている人は実は少ないそうです。

「インフルエンザで最も大切な予防法は、インフルエンザウイルスを吸い込まないこと、そのためには、ウイルスを通さないマスクを適切につけて、使用することです。ただしマスクの装着方法や、使い方を間違えると予防効果はかなり減弱してしまいます。

特にみなさんに守っていただきたいのは、マスクを動かしたり外したりするときのやり方。
マスク表面の口の前の部分をつまんで動かす・外す人が見受けられます。これでは、マスク表面についている病原体が指にうつってしまいます。人間は、指で知らぬまに口のあたりを触る癖がありますから、これでは感染してしまいます。
マスクを外すときは両手でひもを持つ、もしくはマスクの端っこを持つ、そして静かに外す…これが基本です。
間違っても、マスクの表面を触ることがないようにしてください。

マスクをテーブルの上に置くのはさけましょう。ウイルスがテーブルの上につき、そのテーブルを指で触るとインフルエンザに感染する可能性があるからです」(川村先生)

川村先生がマスクの使い方について解説した動画も、カラダネで後日、特別公開しますのでぜひご覧ください。

④ウイルス撃退の手洗い。親指、人差し指、中指を重点的に

最後に手洗いについて。手洗いはインフルエンザなどの感染症予防の基本です。人間は、手で口のまわりを気づかないうちにさわっています。もし、ウイルスや菌が手に付着している場合は、体内に簡単に入ってしまいます。

ただし、この手洗いもみなさんがおそらく通常やっているやり方では不十分です。なぜなら、手洗いというと手のひらの部分しか洗えていない人が多いからです。
前出の医師の川村先生は次のように話します。

「手洗いのやり方は人それぞれですが、どの病原体がどの程度ついているかによってもやり方が変わります。もちろん、インフルエンザウイルスを不活化するためにはアルコール消毒が必要です。
その場合でも、手洗いをして手に付着している汚れや菌、ウイルスを洗い落とすことが重要です。

感染力の弱い菌やウイルスが少しだけ付着している場合には、手洗いのみでもいいのですが、感染力の強い菌やウイルスが付着している場合には、石鹸を泡立てて手のひらや指先、指の間を重点的に洗ってください。特に親指、人差し指、中指を重点的に洗うことを忘れないでください。

なぜなら、人間はこの3本指を重点的に使う場合が多く、ここにウイルスが付着する可能性が大きいと考えられるため。
さらに、手の甲や爪の間もウイルスが付着している場合があるので入念に洗いましょう」

インフルエンザ対策まとめ。洋服の袖にもウイルスが…

さらに川村先生は、冬は洋服にもウイルスが付着している場合があると述べます。
「特に洋服の袖についているウイルスが、大皿から食べ物を取るさいに食べ物の上にばらまく危険があるので、コートや上着は脱ぐことをおすすめします。
ベストは、部
屋着に着替えてもらうことです」

インフルエンザウイルスは、感染力が強いためとにかく予防法を間違えると感染しやすくなります。思い込みによる間違った予防法はさけて、最低限、この記事に書かれていることは実践しましょう。
そして、この冬はインフルエンザに一度もかからないようにしてください。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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