【動画でわかる】肺炎を徹底予防!のどを鍛える体操[ごっくんトレーニング]|カラダネ

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【動画でわかる】肺炎を徹底予防!のどを鍛える体操[ごっくんトレーニング]

解説 カラダネ編集部

日本人の死亡原因は、長年にわたって「1位…がん」「2位…心臓疾患(主に心筋梗塞など)」「3位…脳血管性疾患(主に脳卒中など)」が不動のトップ3でした。
ところが、2011年からは死亡原因3位が脳血管性疾患に変わって肺炎となり、現在にいたります。肺炎で亡くなる人が増えつづけているのです。

テレビ番組でも肺炎予防の特集が人気ですが、そのきっかけを作ったのが肺炎予防の重要性を以前から提唱されてきた西山耳鼻咽喉科医院の西山耕一郎院長です。NHKの人気番組「あさイチ」でも特集された浦長瀬先生の動画をご覧になりたい方は、下記の記事をご覧ください。

この記事では、健康情報誌『わかさ』2017年10月号(2017年8月16日発売)をもとに、西山耕一郎先生が提唱されている肺炎予防の「のどトレ」について解説しています。

もちろん、肺炎の疑いがある方は、専門医に診てもらうことが大切です。その上で、記事で紹介している「のどトレ」を試してみてください。


肺炎予防の【ごっくんトレーニング】やり方動画

早速ですが、西山耕一郎先生が患者さんに指導している、のどを鍛える体操の中でも特に重要な4つの「ごっくんトレーニング」について、やり方動画をご覧ください。カラダネ限定の特別動画です。

いかがでしょうか。くわしいやり方については、『わかさ』10月号に解説されていますのでぜひご覧ください。

高齢者に激増する肺炎の7割以上は誤嚥性(ごえんせい)肺炎

誤嚥性肺炎とは?

s_pneumonia.jpg肺炎の中でも今問題なのは「誤嚥性肺炎」です。
誤嚥性肺炎を簡単に説明すると、本来は食べた物や唾液は胃に通じる食道へ入るべきなのに、誤って肺につながる気道へ入リ込み(誤嚥という)、それが原因で肺に炎症が起こる病気のこと。

肺に炎症が起こると肺の機能が低下し、呼吸困難になって最悪は亡くなる場合があるのです。この誤嚥性肺炎の急増が、肺炎を死亡原因のトップ3に押し上げている重大原因というわけです。

今や、高齢者の肺炎の7割以上が誤嚥性肺炎とされ、年間でおよそ10万人がこの肺炎で亡くなっているといいます。

肺炎予防には食べ物の飲み込む力を担う「のど」を鍛えよう

誤嚥性肺炎は物を飲み込む「のど」の衰えが重大原因

誤嚥性肺炎を予防するには、食べた物や唾液を気道へ入れないことが肝心。
気道に誤って入ってしまう原因として西山耕一郎先生は、食べ物を飲み込む力(嚥下力=えんげりょく)の衰えが関係しているといいます。

そして、正常な嚥下の鍵を握っているのが「のど」というわけです。

のどを鍛える「のどトレ」で寿命が伸びる

西山先生は肺炎予防のために、のどを鍛えるトレーニング方法を指導しています。このトレーニングは、飲み込む力と関係している①嚥下、②呼吸、③発声の3つの機能を総合的に強化できるようにプログラムされています。

『わかさ』10月号では、のどトレの中から「ごっくんトレーニング」に加え、「ペットボトル呼吸」「のど仏スクワット」の3つのやり方もくわしく紹介しています。
肺炎を予防し、ひいては寿命を延ばすために誰にも試していただきたいおすすめの体操です。

さらに、最近話題の「セキぜんそく」の予防法についても、医師が呼吸筋体操(こぶし呼吸)を解説しています。医師がみずから実践している動画もありますので、下の記事をご覧ください。

ほかにも、あなたの飲み込む力(のどの力)が衰えていないかわかるチェック法、誤嚥性肺炎を防ぐ食事のルール、眠り方など日常生活の中でできる秘策が満載です。
第二特集として、激増する肺の病気「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」の自力ケアについてもくわしく解説しています。
ぜひ、ご覧ください。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

出典:『わかさ』10月号(詳細はわかさ出版ホームページにて)
電子書籍をご希望の方はAmazonでKindle版(発売日以降)がご購入できます

s_WS10HY1.jpg肺炎の予防法を専門医がくわしく掲載されています(内容は、わかさ出版のホームページでご覧ください)。
COPDのとっておきの自力対策も掲載されています。

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