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白内障予防のサングラス&メガネの選び方【紫外線とブルーライトを防ぐタイプが必須】

解説中目黒眼科院長
杉本由佳

白内障予防には、目の水晶体が傷つくのを防ぐため、紫外線を極力浴びないことが重要です。加えて、最近ではスマートフォンやパソコンの画面から出ているブルーライトも極力浴びないほうがいいとわかってきました。

そのために、みなさんに今すぐ必要なことはサングラスとブルーライトカットメガネを用意すること。眼科専門医の杉本由佳先生にその選び方を聞きました。

紫外線カットのサングラスはUV400のものがおすすめ

私たちの目は、紫外線を浴びると活性酸素(攻撃力の強い酸素)が大量に発生して水晶体を酸化させてしまい白濁が進みます。これが、白内障です。

そこで、白内障予防のためにみなさんは必ずサングラスをかけるようにしてください。

サングラスといっても何も色つきが重要なわけではありません。むしろ、色が濃すぎると瞳孔が開いて紫外線がたくさん入ってくる可能性があると指摘する人もいます。
重要なのは紫外線カット機能のあるレンズであること。レンズにそうした機能があれば紫外線の大半は防げます。

さらに、紫外線カットレンズにはUVカット、UVケア、UV400(✳︎)などの種類があります(UVとは紫外線のこと。Ultra Violetの略)。
レンズに「UVケア」などのシールが貼ってある商品が売られていたりします。みなさんは、ぜひUV400を選んでください。太陽光から地表に届く紫外線には紫外線A波や紫外線B波がありますが、UV400はそのほとんどをカットしてくれます。

❇︎UV400の400とは、400nm(ナノメートル)のこと。人体に影響を及ぼす400nmまでの紫外線をカットする機能があることを示す。

紫外線は、物にぶつかって乱反射するのでレンズの縁からも目に飛び込んできます。ですから、サングラスも顔の形に沿ってカーブしているデザインのもの、さらにいえば、サングラスと顔の間の距離が極力狭いものがおすすめです。
さらに、ツルの部分も1センチ以上あればいいと思います。

紫外線カットのコンタクトレンズなら黒目全体を覆えるので大変有効

コンタクトレンズを使っている人の場合は、紫外線予防が比較的簡単です。レンズに紫外線カット機能がついたものを選んでください。コンタクトレンズは直径が14ミリほどあって黒目全体を覆ってくれるため、サングラス以上に高率で紫外線を防げます。

商品によっても変わりますが、紫外線を9割以上はカットできるといいます。特に紫外線を毎日浴びる職業の方は、紫外線カットのコンタクトレンズを使うことで、白内障の発症を大幅に遅らせることができるかもしれません。
ぜひ、試してみてください。

Cataract prevention4.jpgサングラスやコンタクトレンズ以外の紫外線対策について解説しましょう。まずは、つば広の帽子。つばが極力広くて全周についているものがおすすめです。もちろん紫外線カット機能のある布で作った帽子ならなおベターです。
日傘は、紫外線カット率が高いうえに光を遮る遮光率の高い厚手のものを選びましょう。
帽子も日傘も、紫外線カット機能のある布で作られていても実は効果は1シーズンしかもちません。そこで、昨年買ったものには紫外線カットスプレーを買ってきて、機能を復活させてください。

もちろん、日ざしの強い場所をできるだけさけて歩くことは基本中の基本です。

ブルーライトカットの眼鏡やフィルム、パネルも活用しよう

紫外線に加えて、最近特に問題視されているのがブルーライトです。ブルーライトとは、主にスマートフォンやテレビ、パソコンの画面から出ている青白い画面光のことをいいます。
ブルーライトは、波長が短くて光エネルギーが強く、目に浴びると活性酸素が発生して水晶体の濁りを招く可能性があると指摘されているのです。
Cataract prevention3.jpg
ブルーライトの害を防ぐには、画面からできるだけ目を遠ざけて見ることがおすすめです。いうまでもありませんが、極力使う時間を減らすようにしてください。

最近では、ブルーライトをカットして目を保護する機能がついたメガネも開発されています。こうしたメガネのレンズは主に2種あるといいます。一つは、ブルーライト吸収タイプ。もう一つはブルーライト反射タイプです。
透明で自然な色のレンズは反射型に多いとされますが、価格は高めといわれます。用途に合わせて、店員の方に相談するのがおすすめです。

さらに、スマートフォンの画面に貼るブルーライトカットフィルム、テレビのブルーライトをカットするパネルなども市販されるようになりました。
ブルーライトカットの眼鏡とフィルム、パネルなども上手に使って、みなさんも白内障の予防に努めてください。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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