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【専門医考案の自律神経チェックリスト】自律神経の乱れの有無も、交感神経と副交感神経のどちらが優位かもわかる

解説さかえクリニック院長
末武信宏

自律神経には2種類あります。
交感神経と副交感神経です。また、招く病気や症状もさまざま。くわしくは、下記の2つの記事をご覧ください。

【専門医解説】自律神経とは?① 自律神経が乱れる失調症とは?原因も症状も乱れを整える対策も全網羅

【専門医解説】自律神経とは?② 交感神経優位を抑える自力対策とは?病院で行う4つの治療法とは?

今現在、体調不良や病気がある人は自律神経の乱れがある可能性があるといえます。
そこで実際に乱れがあるかどうか、この記事の自律神経チェックリストでチェックしてみてください。
もちろん、専門医の診察を受けることも忘れずに。

愛知県でさかえクリニックの院長をされており、自律神経の専門家である末武信宏先生にお話を聞きました。

10のチェック項目に答えるだけで簡単にわかる

早速ですが、下にある自律神経チェックリストを試してみてください。
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やり方は簡単で10個のチェック項目に答えるだけです。その後、それぞれの項目で得た点数を合計してください。

診断結果は、次の4つのタイプのどれに当てはまりましたか?
交感神経も副交感神経も働きが強いタイプ
交感神経が強く、副交感神経が弱いタイプ
副交感神経が強く、交感神経が弱いタイプ
交感神経も副交感神経も弱いタイプ

それぞれのタイプについては次から解説していきます。

自律神経の乱れは次の4タイプ。タイプ別に乱れを正す対策もわかる

では、それぞれのタイプについて解説します。

交感神経も副交感神経も働きが強いタイプ
の方は、理想的な自律神経のバランスです。一流のアスリートが試合や競技で高いパフォーマンスを発揮しているときが、まさにこの状態になります。


交感神経と副交感神経が高いレベルで安定しバランスよく働いていると、体のコンディションがよくなって気力がみなぎり、ひらめき力も高まります。仕事も家事も効率よくこなせて日常生活が充実してくるはずです。

この状態を維持するには、副交感神経の働きが弱まらないように心がけることが大切です。そこで、深呼吸を意識して行ってみましょう。

ストレスを感じる場面で大きく伸びをしながら4秒かけて鼻から息を吸い、8秒かけて同じく鼻から息を吐くヨガ式の深呼吸を一日に何度か行うと、副交感神経の働きを正常なまま維持するのに役立ちます。

交感神経が強く、副交感神経が弱いタイプ
私たち現代人に最も多いタイプです。
おそらく、中高年なら8割以上の人が当てはまるかもしれません。

そもそも交感神経は生涯を通じてあまり変化しないのに対して、副交感神経は年齢とともに弱まっていく特徴があります。
男性は30歳、女性は40歳を過ぎたころから急降下するといわれています。

そこに人間関係や仕事のストレスが重なって、さらに働きが衰えてしまうのです。対策ですがのタイプは、休むことに罪悪感を覚える人が多いようです。
そこで意識的に時間を決めて休むようにしてください。また、心理的ストレスを軽くするために自分へのごほうびをときどきあげるのもいいでしょう。

副交感神経が強く、交感神経が弱いタイプ
副交感神経が強く働くタイプです。副交感神経は強くなりすぎると何をするにも無気力になり、ひどいときはウツ状態になる恐れがあります。

さらに、病気から体を守る免疫力が強くなりすぎて花粉症やぜんそく、アトピーなどのアレルギー病を招いたり太りやすくなったりします。
このタイプの人は交感神経を活発にするために、朝起きたらカーテンをあけて太陽の光を浴びる習慣をつけましょう。

ウォーキングなどの軽い運動を行ったり軽快な音楽を聞いたりするのも、交感神経のスイッチを入れて自律神経を整えるのに効果的です。
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交感神経も副交感神経も弱いタイプ
このタイプの人は、体調不良で気分も沈みがち。交感神経と副交感神経の両方のレベルが低いと、呼吸も血流も、内臓の機能も著しく低下していると考えられます。
疲れやすく、やる気も出ないで、グッタリした状態に陥りがちです。

やはり深呼吸やウォーキング、音楽など自分自身が気持ちよく感じたものを続けていきましょう。

自律神経チェックリストは、行ったそのときどきの自律神経の状態を示しています。毎日行えば自律神経のバランスがどう変動するかわかってきて、うまくコントロールできるようになってくるでしょう。

耳たぶや指先から自律神経の乱れの有無がわかる。ぜひ病院で検査を

もう一つ、ぜひ知っておいていただきたい病院の自律神経計測システムについてお話ししましょう。

自律神経の乱れは、強すぎるストレスが最大原因です。
とはいえストレスは目に見えないため、強さを自分で測ることができません。

しかしながら、最近になってストレスの有無や強さをより科学的に見極めて、病気の予防や改善に役立てる検査が開発されています。

一例として、私のクリニックでは最新の自律神経機能計測システムを導入しています。
患者さんの耳たぶや指先などに脈波(脈拍に伴う血管の変化)センサーを装着し、心拍変動を計測するやり方で、パソコンのモニターに自律神経の状態がグラフ表示されるものです。

このシステムによって自律神経の状態がよりよくわかり、患者さん自身も理解しやすくなって、治療効率がかなり向上しました。

また、最近ではスマートフォンで簡単に自律神経の状態を測れる無料アプリも登場しています。こうしたアプリなら、いつでもどこでも気軽にチェックできます。
試しにダウンロードして、ストレスチェックに役立てみるのもいいかもしれません。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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