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【専門医解説】自律神経とは?② 交感神経優位を抑える自力対策とは?病院で行う4つの治療法とは?

解説さかえクリニック院長
末武信宏

「自律神経とはいったいなに?」「乱れるとはどういうこと?」など、自律神経の基本的なことについては、
【専門医解説】自律神経とは?自律神経が乱れる失調症とは?原因も症状も乱れを整える対策も全網羅①
をご覧ください。
交感神経と副交感神経の違いについてもくわしく解説されています。

この記事では自律神経への理解をさらに深めるために、上記の記事に引き続いてさかえクリニックの末武信宏先生にお聞きしました。
特に自律神経の乱れで起こる病気やその対策について、この記事でぜひご理解ください

現代人は自律神経の「乱れ方」に特徴がある

自律神経の乱れといってもいくつかの「乱れ方」があります。私たち現代人は自律神経の「乱れ方」に大きな特徴があるのです。

その特徴とは、交感神経の働きが優位になりすぎて、副交感神経の働きの衰えた人が多いこと。これは自律神経の乱れる原因が「強すぎるストレス」にある場合が多いためです。
ストレスは心身を緊張状態へと導き、交感神経を優位にさせる特徴があるのです。

交感神経が優位になると、まず免疫力(病気から体を守る力)が弱まります。その結果、カゼ・肺炎などの感染症やガンを発病しやすくなります。

また、体が活動的になって心拍数が増えたり血管が収縮したりする状態が日常的に続くと、高血圧や狭心症、不整脈、脳卒中などの病気も招きやすくなります。

さらに、体内でエネルギーが燃えやすくなって活性酸素(攻撃力の強い酸素)が大量発生する危険もあります。
活性酸素は動脈硬化を進めて、心筋梗塞や脳梗塞、ガン、さらには認知症を招く原因になることが知られています。

自律神経の乱れを整える、今日から自分でできる簡単対策とは?

自律神経の乱れがあるかどうかは、病医院などで「自律神経機能検査」を受けるのが正確です。
目安ですが自分で調べるやり方もあります。5月15日にカラダネに掲載予定の記事

【専門医考案の自律神経チェックリスト】自律神経の乱れの有無も、交感神経と副交感神経のどちらが優位かもわかる


をご覧ください。

自律神経が乱れている人は、病気や不調の有無にかかわらず対策を講じてください。
ここでは日常生活で行える簡単な対策を紹介します。

自律神経の乱れを整えるうえで最も大切なのが、なんといってもストレス対策です。ストレス対策としてまっ先にあげられるのがストレッチとウォーキング。
この2つは一般的ではありますが、やはりストレス解消効果が絶大です。

また、ストレスに弱い人は体力の衰えている人に多く、ストレッチなどを行えば体力向上の効果も期待できます。

深呼吸もおすすめです。
いやな気分のときにため息をつく人、みなさんの中にもいると思います。これは体が無意識のうちにストレスを逃がそうとしているためです。
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効果的なやり方としては、特に息を吐くさいに時間をかけること。交感神経優位状態から副交感神経優位の状態に自然と切りかわり入ります。

ほかにも、
●38~40度C程度のぬるめの湯に漬かること
●よく笑うこと
●自分の好きな音楽を聴くこと
●お気に入りの香りをかいだりすること
などもおすすめです。

もちろん、夜更かしや朝食抜きなど、不規則な生活は改めてください。
早寝早起きと朝昼晩の1日3食を必ず守るようにしましょう。

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心療内科では、主に次の4つの治療法を行う

最後に、病医院で行われる一般的な検査や治療について簡単に説明します。
まず、自律神経の乱れが原因と疑われる症状についても、今最もつらい症状に合わせて受診する科を決めてください。

胃もたれなら内科、肩こりなら整形外科、めまいなら耳鼻科といった具合です。重症でなければ、症状に応じた各診療科での治療でよくなるはずです。

各診療科での治療で改善が見られなかったり症状がぶり返したりするのであれば、心療内科の受診が必要でしょう。

自律神経失調症と診断された場合は病状に応じて治療が行われます。治療では一般的に次の4つの治療法が用いられます。

薬物療法
自律神経調整薬・抗不安薬・催眠鎮静薬で、頭痛・イライラ・不安・不眠などの精神面の不快症状を取り除く。
心理療法
カウンセリングや音楽療法などで、心理的な問題や強すぎるストレスを取り除く。
理学療法
ストレッチやヨガ、温熱療法などで肩こりや腰痛を改善させたり心身をリラックスさせたりする。
生活指導
不規則な生活を改める、食生活を改善する、運動行うなどのアドバイスを行う。

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自律神経失調症の治療には健康保険が適用されます。不安に思わず、必ず専門医に診てもらってください。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/© Fotolia ©カラダネ

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